- 『指輪物語:中つ国の伝承』リリースノートが公開!
- セット本体のカード別注釈
- 《イシリアンの領主、ファラミア》
- 《イシリアンのレンジャー》
- 《馬の王者、飛蔭》
- 《エントによる復興》
- 《オークの急襲》
- 《オークの弓使い》
- 《ガラドリエルの玻璃瓶》
- 《小馬のビル》
- 《再鍛造》
- 《サウロンの交換条件》
- 《サルマンの嵐》
- 《死人占い師、サウロン》
- 《印の角笛》
- 《白のガンダルフ》
- 《水中の監視者》
- 《西方の焰、アンドゥーリル》
- 《戦利品運び、シャグラト》
- 《打破数を競う者、ギムリ》
- 《打破数を競う者、レゴラス》
- 《力の顕示》
- 《茶色のラダガスト》
- 《敵の影》
- 《敵の徴用》
- 《統一王、アラゴルン》
- 《塔の長官、ボロミア》
- 《トム・ボンバディル》
- 《ドゥリンの禍、バルログ》
- 《ドワーフの特使、グローイン》
- 《灰色のガンダルフ》
- 《一つの指輪》
- 《ペレグリン・トゥック》
- 《ホビットのつらぬき》
- 《湯浴み歌》
- 《指輪の視界》
- ジャンプスタートのカード別注釈
- スターターキットのカード別注釈
- 統率者のカード別注釈
- さいごに
『指輪物語:中つ国の伝承』リリースノートが公開!
公式サイトで『指輪物語:中つ国の伝承』リリースノートが公開されているね!
PDFでダウンロードできるぞ。
今回は67ページもあるがな
今回も新規収録カードの内、特に間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
※引用は特に間違えやすい部分のみピックアップしているため、一部省略しています。全文はリリースノートをご確認ください。
カードの使用可否
- セットコードが LTR である『指輪物語:中つ国の伝承』のカード:モダンに加え、統率者戦、レガシー、ヴィンテージの各フォーマットで使用可
- セットコードが LTC である『指輪物語:中つ国の伝承』の新たな統率者カード:統率者戦、レガシー、ヴィンテージの各フォーマットで使用可
- セットコードが LTC である再録カード:同名のカードの使用が認められるどのフォーマットでも使用可
『指輪物語:中つ国の伝承』はモダン向けセットなので、スタンダードやパイオニアでは使えないってことだね
新メカニズム:指輪があなたを誘惑する
新メカニズムの「指輪があなたを誘惑する」によって、クリーチャー1体をあなたの指輪所持者に指名できる。指輪があなたを誘惑するたびに、指輪は、あなたの指輪所持者が攻撃している間有効になる、新たな能力を得ることになる。
指輪
- 指輪があなたを誘惑するに際し、あなたが「指輪」という名前の紋章を持っていないなら、それを得る。その後、その紋章は次のそれの能力を得て、あなたはあなたの指輪保持者にする(もしくは留める)ための、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を選ぶ。
- あなたがクリーチャーをコントロールしていなくとも、指輪はあなたを誘惑することができる。この場合も、「指輪があなたを誘惑するたび」に誘発する能力は誘発することになる。
- あなたの指輪保持者に選んだクリーチャーがすでにあなたの指輪保持者であっても、「あなたがクリーチャー1体をあなたの指輪所持者に選ぶたび」誘発する能力や、どのクリーチャーがあなたの指輪保持者に選ばれたかを見る能力は、それもそのクリーチャーをあなたの指輪保持者に選ぶことに含める。
統治者みたいだけど、プレイヤーではなくクリーチャーが保持者なんだね。
クリーチャーがいなくても、もしくはすでに指輪保持者でも誘発型能力が無駄にならないのか
- 指輪は一番上から一番下の順番で能力を得る。一旦能力を得たら、そのゲームの残りの期間、その能力を持つ。
- 指輪があなたを誘惑するごとに、あなたがクリーチャーをコントロールしているなら、クリーチャー1体を選ばなければならない。
- 各プレイヤーは「指輪」という名前の紋章を1つしか持てず、そのプレイヤーの指輪所持者は同時に1体しか存在しない。
- 指輪にあなたを誘惑させる呪文や能力の中には、対象を必要とするものがある。選ばれた各対象がその呪文や能力の解決時に不適正な対象であった場合、その能力は解決されない。指輪があなたを誘惑することもない。
4回誘惑すれば、そのゲーム中はずっと強いままってことか
新メカニズム:オーク動員
- 動員能力はこれから「 [サブタイプ] 動員 N」の形で記述される。動員を持つ過去のカードは「ゾンビ動員 N」に変更される。
- 稀であるが、あなたがオーク動員を行っている間に(あなたが多相を持つクリーチャーをプレイしたなどの理由により)あなたが複数の軍団・クリーチャーをコントロールしている場合、あなたの軍団・クリーチャーのうちどちらの上に+1/+1カウンターを置くかを選ぶ。そのクリーチャーがオークでないなら、それは他のタイプに加えてオークになる。
- あなたが軍団をコントロールしていないなら、あなたが生成するオーク・軍団・トークンは、カウンターが置かれる前に0/0のクリーチャーとして戦場に出る。特定のパワーを持ったクリーチャーが戦場に出たときに誘発するような能力(たとえば、《弱者の師》の能力)は、このトークンの上に+1/+1カウンターを置く前に、それが0/0のクリーチャーとして戦場に出ることを見ることになる。
- オーク動員を行う呪文や能力の中には、対象を必要とするものがある。選ばれたすべての対象がその呪文や能力の解決時に不適正な対象であった場合、この能力は解決されない。オーク動員も行われない。
- 一部のカードには「動員された軍団」を参照するものがある。それは、何らかの理由によりそれの上にカウンターが置かれなくとも、あなたがカウンターを受け取る軍団・クリーチャーに選んだもののことである。
今後、どんな動員が出てもおかしくない!?
再録メカニズム:食物・トークン
機会が与えられれば、ホビットは一日に六食を摂る。食物・トークンで御馳走してあげよう!
- 「食物」はアーティファクト・タイプである。他のセットの一部のクリーチャーにも記載があるが、これは決してクリーチャー・タイプではない。
- 美味しいカードは食べてはならない。二回目の朝食でも、駄目なものは駄目なのだ。
『エルドレインの王権』の《ジンジャーブルート》とか、絶対間違えるだろ!
再録メカニズム:歴史的
- 「あなたが歴史的な呪文1つを唱えるたび」に誘発する能力は、歴史的なカードが唱えられることなく戦場に置かれた場合は誘発しない。
- 土地は唱えられるわけではないので、「あなたが歴史的な呪文1つを唱えるたび」に誘発する能力は、あなたが伝説の土地をプレイした場合は誘発しない。戦場にあるカードが「伝説の」の特殊タイプや「アーティファクト」のカード・タイプや「英雄譚」のサブタイプを持つカードに変身する場合も、誘発しない。
たとえば《シェオルドレッド》が《真実の教典》に変身しても誘発しないけど、《テーロスへの侵攻》が《永久防護のエファラ》になる場合は、変身させた状態で唱えるので誘発するぞ
再録メカニズム:タイプサイクリング
- 通常のサイクリング能力とは異なり、あなたはタイプサイクリングによってカード1枚を引くことはできない。あなたのライブラリーからその能力名が示すタイプを持つカード1枚を探すことができる。たとえば、基本土地サイクリングを持つカードは基本土地・カード1枚を探すことができ、ウィザード・サイクリングを持つカードはウィザード・カード1枚を探すことが出来るということである。
- タイプサイクリングはサイクリングの一種である。カードをサイクリングしたときに誘発する能力は、カードをタイプサイクリングしたときにも誘発する。サイクリング能力の起動を禁止する能力は、タイプサイクリング能力の起動も禁止する。
サイクリングテーマの統率者デッキも組めるよ♪
新しい伝説の土地サイクル
- 伝説のクリーチャーは、土地が戦場に出る時点ですでに戦場になければならない。それが同時に戦場に出た場合、土地はタップ状態で出る。
《歪んだ世界》撃ったら確実にタップインってことだね
新能力語:秘密会議/再録能力語:議決/再録能力語:動議
これらの能力語自体にはルール上の意味はないが、それぞれが異なる状況下で用いられる。
秘密会議は、秘密裏の投票が求められる能力専用である。
議決や動議はどちらとも、秘密裏でない投票を行う。
議決がより多くの票を得た選択肢を見るカードに見られるのに対し、動議は各選択の得票数を気にするカードに用いられる。
全部投票するけど、状況で使い分けられてるのね
- 秘密裏に投票を行うとは、各プレイヤーが選んだ選択を誰にも見せないまま書き出すことである。各プレイヤーはその後、プレイヤー全員が一斉に投票結果を公開するまで自分の投票結果を秘密にしておく。
- 秘密裏の投票を公開する前に、プレイヤーが投票理由について表明することができるが、すべての投票結果を一斉に公開するまで、プレイヤーが実際に書き出した内容を公開することはできない。プレイヤーは投票結果を公開する前であれば、投票理由を偽ってもよい。
- 秘密裏でない投票の場合、投票はターン順に行われるので、各プレイヤーは自分より先に投票を行ったプレイヤーの投票結果を知っていることになる。
- プレイヤーは用意された選択肢の中から必ず1つに投票しなければならない。棄権は認められない。
- プレイヤーは呪文や能力の解決時まで投票しない。呪文や能力に対応する場合は、投票を知らずに行う必要がある。
- 「票が同数である」という文言は、最多の票を得た選択肢が2つ以上あるときのみを指している。たとえば、5人で3つの異なる選択肢に投票を行い3票、1票、1票の結果になったなら、票が同数であるとは言わない。
ライアーゲームが始まる!
再録変種メカニズム:[名前]との共闘
- 「[名前]との共闘」は2つの能力を表す。1つ目は誘発型能力で、「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『そのプレイヤーは、自分のライブラリーから「[名前]」という名前のカード1枚を探し、それを公開して自分の手札に加え、その後自分のライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」を表す。
- 「[名前]との共闘」キーワードが表す2つ目の能力は、統率者変種ルールにおいてデッキ構築の規則を変更するもので、その変種ルール以外では機能しない。「[名前]との共闘」を持つ伝説のクリーチャー・カードがあなたの統率者として指定された場合は、その名前を持つ伝説のクリーチャー・カードもあなたの統率者として指定できる。統率者戦変種ルールについての詳細は Wizards.com/Commander を参照のこと。
つまり、2つ目の能力で《冒険好きなホビット、フロド》と《忠実なる従者、サム》を統率者指定できるが、その場合は1つ目の誘発型能力がほぼ腐るぞ
- 両方の統率者はどちらも、ゲームの開始時点で統率領域に置かれる。あなたのデッキの残りのカード 98 枚は、切り直されてあなたのライブラリーになる。
- ゲームが始まった後では、あなたの統率者2枚は個別に記録する。あなたが一方を唱えていたとしても、あなたが他方を1回目に唱えるときには追加の{2}を支払うことはない。それらの一方から 21 点以上のダメージを与えられたプレイヤーはゲームに敗北する。それら両方から与えられたダメージの合計ではない。《統率の灯台》の効果は、統率領域から一方の統率者をあなたの手札に加える。両方ではない。
記録大忙し!?
再録メカニズム:統治者
- ゲームの開始時点では、統治者はいない。効果によってあるプレイヤーが統治者になると、それ以降はずっと、そのゲームにはちょうど1人の統治者が存在することになる。あるプレイヤーが統治者になるに際し、現在の統治者がいれば、そのプレイヤーは統治者でなくなる。
- 他のプレイヤーのターン中に統治者がゲームから除外されるなら、そのプレイヤーが統治者になる。統治者が自分のターン中にゲームから除外されるなら、ターン順で次のプレイヤーが統治者になる。
指輪と統治者とイニシアチブがごっちゃになりそう(>_<)
セット本体のカード別注釈
《イシリアンの領主、ファラミア》
- あなたがコントロールしているプレインズウォーカーやあなたが守っているバトルを攻撃していることは、あなたを攻撃していることには含まれない。
ドローしたかったら弾除け沢山ばらまく!?
《イシリアンのレンジャー》
- あなたが対象を選ぶ際や能力の解決時にクリーチャーのパワーが《イシリアンのレンジャー》より小さい場合、《イシリアンのレンジャー》の誘発型能力によってあなたはそれのコントロールを得る。その後、クリーチャーのパワーの値は関係なくなる。あなたが《イシリアンのレンジャー》をコントロールしているかぎり、あなたはそれをコントロールし続ける。
対象に選ばれたのに対応して《巨大化》などでパワー修正すればコントロールは奪われないけど、一度奪われたらパワー修正してもダメってことだね
《馬の王者、飛蔭》
- 近頃のカードセットのほとんどでは速攻の注釈文を含まないのが普通だが、このカードにおいては速攻が何を意味するかを説明する意義を感じている。
- あなたが戦場に出す手札のクリーチャー・カードは、パワーが戦場の《馬の王者、飛蔭》より小さい必要がある。戦場に出るクリーチャーは、パワーが《馬の王者、飛蔭》より小さい必要はない(このようなことは、たとえばそれの上に+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る場合などに起こりうる)。
デッキ構築のヒントになりそうだね
《エントによる復興》
- あなたは土地を、《エントによる復興》の解決の一部として生け贄に捧げる。これは追加コストではない。《エントによる復興》が打ち消された場合、あなたは土地を生け贄に捧げない。
《砕土》の上位互換だね!
同セット収録の《エント森の伐採》も同じだよ
《オークの急襲》
- 《オークの急襲》の対象を選択するのは、あなたがこれを唱えるときではない。これによりあなたがオーク動員を行ったときに「再帰」能力が誘発する。あなたはその能力がスタックに置かれる際にその対象を選ぶ。各プレイヤーは通常通り、この誘発型能力に対応できる。
オーク動員2は立ち消えせず確実にできるね
《オークの弓使い》
- 印刷されている対象のテンプレートが最新のものになっていないが、正しくは上記の通り、これはバトルを対象に取ることができる。
日本語訳めぇ
《ガラドリエルの玻璃瓶》
- あなたが2枚以上のカードを引くよう指示されたときは、あなたはそれを1枚ずつ引く。例えば、あなたの手札にカードが無い状態で《ガラドリエルの玻璃瓶》をコントロールしていて、「カード2枚を引く」よう指示された場合、あなたの最初のカードを引く行為はカード2枚を引くことに置き換えられ、その後に元の指示にある2枚目のカードを引く。つまり、あなたは全部でカード3枚を引くことになる。
- あなたが何らかの方法で2つ以上の《ガラドリエルの玻璃瓶》をコントロールしているなら、1つ増えるごとに引くカードが1枚増える。例えば、あなたが《ガラドリエルの玻璃瓶》2つをコントロールしていて、あなたの手札にカードが無い状態でカード1枚を引く場合、1つ目の《ガラドリエルの玻璃瓶》の効果が「カード1枚を引く」イベントを「カード2枚を引く」に置き換える。他の《ガラドリエルの玻璃瓶》の効果は、それらのカード2枚のうち1枚目のカードを引く効果を「カード2枚を引く」に置き換える。つまり、あなたは全部でカード3枚を引くことになる。
普段何気にまとめて引いている人は要注意!?
- 複数の《ガラドリエルの玻璃瓶》の2つ目の能力は累積する。あなたが2つをコントロールしているなら、あなたのライフが5点以下であるときに得るライフは4倍になる。《ガラドリエルの玻璃瓶》3つではそのライフを8倍にする。以下同様である。
- 何らかの効果があなたのライフ総量を特定の点数に設定する場合は、その点数が現在のライフ総量よりも多いなら、その効果によって、あなたはその差に等しい点数のライフを得ることになる。あなたのライフが5点以下であるなら、《ガラドリエルの玻璃瓶》はあなたがその効果によって得るライフの量を2倍にする。例えば、あなたのライフが3点であり、効果によってあなたのライフ総量が「10 点になる」場合、あなたが得る7点のライフは《ガラドリエルの玻璃瓶》によりその2倍の 14 点になり、あなたのライフ総量は実際には 17 点になる。
最近は伝説を除いてコピーするカードも多いから、意外と遭遇しそうだ
《小馬のビル》
- 《小馬のビル》の最後の能力はクリーチャーのパワーを変えるわけではない。クリーチャーが割り振る戦闘ダメージの点数が変わるのみである。パワーやタフネスを見る他のルールや効果は、それらの実際の値を用いる。たとえば、クリーチャー2体が格闘を行っても戦闘ダメージを負わせるわけではないので、影響を受けるクリーチャーにそれでないクリーチャーと格闘を行わせる効果は、それのパワーの値を用いて与えるダメージの点数を決定する。
白単でも《闘技場》など無色の格闘するカードはあるから注意!
《再鍛造》
- 他のセットの装備品・クリーチャー・カードの中には、換装という、自身をクリーチャーにつける別の能力を持つものがある。換装は装備能力ではない。換装能力は《再鍛造》の2つ目の能力でインスタント速度で起動することができず、《再鍛造》の最後の能力で換装能力ではなく{0}を支払うことはできない。《ドゥネダインの刃》の「人間に装備」能力のような装備の変種や制限付きの装備能力も装備能力であり、あなたはそれのコストではなく{0}を支払ってもよい。
換装めぇ…
《サウロンの交換条件》
- あなたは対戦相手1人のみを選び、そのプレイヤーがあなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て束に分ける。他のプレイヤーはそれらのカードを見ることはできないが、それらが何のカードなのかを知らないまま何らかのアドバイスを提供することはできる。プレイヤーは、カードを束に分ける方法についてアドバイスを受けたければ、選んだ情報を他のプレイヤーと共有してもよい。そのプレイヤーは、情報を共有する必要はない。
統率者戦から双頭巨人戦か魔王戦になりそう!?
《サルマンの嵐》
- 解決されたパーマネント・呪文のコピーがなるトークンは「生成された」わけではないので、《南小路のロージー・コトン》のようなトークンが生成されることを見る能力には何も影響しない。
注釈にトークンになると書かれているから区別つくよ
《死人占い師、サウロン》
- 遅延誘発型能力の解決時に《死人占い師、サウロン》があなたの指輪所持者でないかぎり、次のあなたの終了ステップの開始時にそのトークンは追放される。遅延誘発型能力が解決する前に《死人占い師、サウロン》が戦場を離れた場合、《死人占い師、サウロン》が後になって戦場に戻ったり、あなたがあなたの指輪保持者として《死人占い師、サウロン》のこれでないコピーをコントロールしていたとしても、その能力はそのトークンを追放する。
厳しくチェックされるのね_(:3 」∠)_
《印の角笛》
- 《印の角笛》の能力を誘発するには、あなたが2体以上のクリーチャーで同じプレイヤーを攻撃しなければならない。あなたがコントロールしているクリーチャーが、そのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーやそのプレイヤーが守っているバトルを攻撃することは、《印の角笛》の誘発条件には影響しない。
- 多人数戦では、《印の角笛》の誘発型能力はあなたが2体以上のクリーチャーで攻撃するプレイヤー1人につき1回誘発する。
トークンデッキなら5枚×3回見て、3枚ゲットも!
《白のガンダルフ》
- 置換効果は《白のガンダルフ》の能力の影響を受けない。例えば、+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る伝説のクリーチャーは、追加の+1/+1カウンターを受け取らない。
- 「[このパーマネント]が戦場に出るに際し」適用される能力、たとえば、《魔力の篭手》による色を選ぶ能力なども影響を受けない。
誘発型能力じゃないからしょうがないね
- 《白のガンダルフ》の効果は誘発型能力をコピーするわけではなく、その能力を2回誘発させる。能力をスタックに置く際に行う選択、たとえばモードや対象の選択は、各能力につき個別に選択する。解決中に行う選択、たとえばカウンターをパーマネントの上に置くかどうかの選択も、個別に行う。
- パーマネントの、カードが「いずこかから」墓地に置かれたときに誘発する能力は、《白のガンダルフ》とそのパーマネントの両方が、伝説のパーマネントやアーティファクトが墓地に置かれた直後にも戦場にあったときにのみ、2回誘発する。例えば、あなたが《白のガンダルフ》と《隠道のセフリス》の両方をコントロールしていたとする。あなたがコントロールしていてこれでない伝説のクリーチャーが死亡した場合、《隠道のセフリス》の1つ目の能力は2回誘発する。しかし、《白のガンダルフ》が死亡した場合は、《隠道のセフリス》の1つ目の能力は1回だけ誘発する。
毎ターン1回しか誘発しない効果を2回誘発できるのは盲点だな
《水中の監視者》
- 最後の能力は、対象としたクラーケンを《水中の監視者》にしてもよい(おそらくそうすることになるだろう)。仮にそうだとして、それの上に1個以上の麻痺カウンターが置かれているなら、あなたがそれをアンタップする代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。
麻痺カウンターのルールだね。
全部取り除くまでは置換されちゃってアンタップできないよ
《西方の焰、アンドゥーリル》
- 《西方の焰、アンドゥーリル》が対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体についているなら、《西方の焰、アンドゥーリル》のコントローラーはそのクリーチャーが攻撃するたびにスピリット・トークン2体をタップ状態で生成する。たとえそのクリーチャーが伝説であっても、スピリットは攻撃している状態で戦場に出ない。
赤に多い一時的なコントロール奪取で起きそうなシチュエーションだね。
対戦相手がコントロールしているクリーチャー≠《西方の焰、アンドゥーリル》のコントローラーなら、トークンまでは悪用されないよ
《戦利品運び、シャグラト》
- 装備品のコントロールは変わらない。例えば、あなたが対戦相手がコントロールしている装備品1つを対象としたなら、それの装備能力を起動させることはできない。また、そのプレイヤーは、それの装備能力をソーサリーとして起動して自分がコントロールしているクリーチャーに再びつけることができる。
《戦利品運び、シャグラト》の誘発型能力って、対戦相手の装備品をつけられるのか!
返しのターンで装備起動されてしまうとはいえ、《西方の焰、アンドゥーリル》の注釈そのものの状況が起こせるぞ
《打破数を競う者、ギムリ》
- 《打破数を競う者、ギムリ》が対戦相手がコントロールしている1体以上のクリーチャーと同時に死亡した場合、この最後の能力はそれらのクリーチャー1体につき1回誘発する。
全員がクリーチャー展開しまくった後に《打破数を競う者、ギムリ》出して《冒涜の行動》撃ったら気持ちよさそう!?
《打破数を競う者、レゴラス》
- 「これは毎ターン1回しか行えない。」とは、この誘発型能力の解決時に《打破数を競う者、レゴラス》をアンタップするかどうかを選ぶということである。あなたがこれをアンタップしないなら、その能力は次に条件を満たしたときに再び誘発する。そうすることを選んだ後は、そのターンの残りの間は能力が誘発しなくなる。
毎ターン1回しか誘発しないと混同しないように!
《力の顕示》
- 《力の顕示》の1つ目の能力はスタック上でのみ機能する。これを、あなたの墓地や手札や他の領域からコピーすることは可能である。
わかるか、こんな挙動!(。-`ω-)
《茶色のラダガスト》
- あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚に、あなたがコントロールしているクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持たないクリーチャー・カードが含まれていない場合、あなたはあなたの手札にカードを加えない。津々浦々の《霧衣の究極体》のファンには申し訳ないことをした。
固有色が合わないからギリ許す!?
《敵の影》
- 氷雪マナはマナのタイプではない。あなたは、氷雪でない発生源によって生み出されたマナを《敵の影》で氷雪コストの支払いに使うことはできない。
氷雪テーマデッキに当たったら諦めよう!?
《敵の徴用》
- これによりマナ・コストに{X}を含む呪文がプレイヤーの手札に戻るなら、その呪文のマナ総量を評価する目的で使う{X}は、その呪文が唱えられたときに選んだ値になる。
- これによりマナ・コストに{X}を含むパーマネントがプレイヤーの手札に戻るなら、それのマナ総量を評価する目的で使う{X}は0である。
《歩行バリスタ》が唱えられた時に《敵の徴用》すればXは期待できるけど、既に戦場に出ている《歩行バリスタ》をバウンスしても旨味無いってことね
《統一王、アラゴルン》
- あなたが複数の色を持つ呪文を唱えた場合、2つ以上の《統一王、アラゴルン》の能力が誘発することがある。その場合、あなたは能力がスタック上に置かれる順番を選ぶ。
モードではないから、上から順ではなく選べるってことだね
《塔の長官、ボロミア》
- 呪文が(フラッシュバックなどの)マナを含む代替コストで唱えられた場合、《塔の長官、ボロミア》の2つ目の能力は誘発せず、その呪文を打ち消さない。同様に、マナ・コストを支払うことなく唱えられた呪文でも、プレイヤーがキッカーや《アメジストのとげ》などからの追加コストでマナを支払った場合、《塔の長官、ボロミア》の2つ目の能力は誘発せず、その呪文を打ち消さない。
ヘイトベアーデッキの統率者向けかと思ったら、《スレイベンの守護者、サリア》《アメジストのとげ》と相性悪いじゃん(´-ω-`)
《トム・ボンバディル》
- 《トム・ボンバディル》の誘発型能力のような、これ以外の能力の解決時に誘発する能力は、(適用可能な置換効果により変更された)すべての指示に従った後、スタック上から取り除かれたときに誘発する。例えば、《トム・ボンバディル》が《エルズペス、死に打ち勝つ》の最後の章能力によって戦場に戻された場合、その最後の章能力が解決し終わってスタックから取り除かれるまでに戦場に出るので、《トム・ボンバディル》の最後の能力が誘発する。
統率者税がかさんできたら、あえて墓地に落とすプレイングもアリだね!
《ドゥリンの禍、バルログ》
- 《ドゥリンの禍、バルログ》の1つ目の能力は、このターンにどのプレイヤーが生け贄に捧げたパーマネントでもすべて数える。
《エレボスの指図》など全体布告が楽しそう♪
《ドワーフの特使、グローイン》
- 使嗾されていることは、クリーチャーの能力ではない。それが使嗾された後では、それがすべての能力を失ったとしても、上述の通りに攻撃しなければならない。
- 使嗾されたクリーチャーで攻撃しても、それによって使嗾されていることが終了するわけではない。そのターンに追加の戦闘フェイズがあった場合や、そのクリーチャーが使嗾されていることが終了する前に他のプレイヤーがそのクリーチャーのコントロールを得た場合などには、そのクリーチャーは可能なら再び攻撃しなければならない。
統率者戦以外で使嗾に遭遇しないので、スタンダードやパイオニアから統率者戦を始めたばかりのプレイヤーは特に注意!
《灰色のガンダルフ》
- 「まだ選ばれていない」は、その特定の《灰色のガンダルフ》のみを参照する。《灰色のガンダルフ》が(それの能力の4つ目のモードなどにより)戦場を離れ、その後戦場に戻ったなら、それが戦場にあった間に選ばれたモードの記憶を持たない新しいオブジェクトになる。
- 「まだ選ばれていない」は、それまでにモードを選んだのが誰であるかは関係ない。例えば、あなたが《灰色のガンダルフ》をコントロールしていて、それまでに1つ目と2つ目のモードを選んでいたとする。対戦相手がその《灰色のガンダルフ》のコントロールを得たなら、そのプレイヤーが選べるのは3つ目か4つ目のモードのみである。
モードを選び切った《灰色のガンダルフ》をコントロール奪取しないように注意!?
《一つの指輪》
- プレイヤーがプロテクション(すべて)を持つということは、次の3つのことを意味をする。
1)そのプレイヤーに与えられるダメージは、すべて軽減される。
2)オーラを、そのプレイヤーにつけることはできない。
3)そのプレイヤーは呪文や能力の対象にならない。- 普通はプロテクション(すべて)はあなたに与えられるダメージを軽減するが、軽減できないダメージもある。その場合は通常通り、そのダメージによってあなたのライフ総量は減少する。
軽減できない効果って結構多いんだよねぇ
《ペレグリン・トゥック》
- 追加の食物・トークンは、他のトークンが生成時に持っていた能力を一切持たない。トークンを生成する効果に記載があった他の要素(タップ状態で生成する、「戦闘の終了時にそのトークンを追放する」など)は、元のトークンと食物・トークンの両方に適用される。
タップ状態で生成して追放するトークンとの相性悪すぎ!?
《ホビットのつらぬき》
- あなたがコントロールしている食物がクリーチャーでもあるなら、それは2回数える。
《ジンジャーブルート》大活躍!?
《湯浴み歌》
- 《湯浴み歌》の最後の章能力はマナ能力ではない。それはスタックを使い、対応することができる。
マナ能力についてはこちら!
《指輪の視界》
- たとえあなたが無色の伝説のクリーチャーをコントロールしていようと、《指輪の視界》によって無色のカードを探すことはできない。
- あなたの指輪所持者は伝説であるため、指輪があなたを誘惑するとき、あなたはあなたが選んだ指輪所持者と共通の色1色を持つカードを探すことができる。
無色の伝説クリーチャーはやってしまいそうなミスだなぁ
ジャンプスタートのカード別注釈
《オスギリアスへの猛攻》
- あなたが軍団をコントロールしていない間、あなたがXの値に0を選んだなら、あなたは0/0のオーク・軍団・クリーチャー・トークン1体を生成し、それの上にカウンターを置かない。多くの場合、その0/0トークンは即座に死亡する。
- あなたがオークでない軍団をコントロールしていて、Xの値に0を選んだなら、あなたはそれの上にカウンターを置かないが、それは他のタイプに加えてオークになる。
X=0でも意味があるんだね
スターターキットのカード別注釈
- 《策謀する案内人、ゴラム》の能力の解決時、あなたのライブラリーにカードがなかった場合、対戦相手の推測は何を推測しようが当たらない。それはあなたがカード1枚を引く(正確には空のライブラリーからカード1枚を引くことを試みる)ことを意味するので、大方の場合ゲームに敗北することを意味する。
あと2ダメージ与えれば勝てる!って状況でも、ライブラリー0枚なら必負ってことね
統率者のカード別注釈
- あなたが戦場に戻すカードが戦場にあるクリーチャーでなかったなら、それはパワーを持たないため、ダメージを与えない。(If the card you return to the battlefield isn’t a creature on the battlefield, it has no power and therefore deals no damage.)
日本語訳が怪しかったので、英語版を併記した。
対象にするのはクリーチャー・カードのみだが、戦場に出た時点でクリーチャーのカード・タイプを失う場合の挙動だ
《大いに食べるホビット》
- 食物の貪食は貪食能力の変種である。それはクリーチャーではなく食物を生け贄に捧げるが、それ以外は貪食と同様に機能する。
クリーチャーを食べるよりは健全!?
《希望の紡ぎ手、アルウェン》
- 《希望の紡ぎ手、アルウェン》やあなたがコントロールしていてこれでないクリーチャーが同時に戦場に出た場合、《希望の紡ぎ手、アルウェン》によってそのクリーチャーが追加で+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出ることはない。
統率者指定ではなく、エルフ部族デッキに採用して《起源の波》撃った場合に起きそう
《ゴンドールの王、アラゴルン》
- 《ゴンドールの王、アラゴルン》の最後の能力が誘発したとき、おそらく統治者であるあなたは、このターン、クリーチャーではブロックできないようにしたいがためだけにクリーチャーを対象としないことを選んでもよい。ただし、対象を選び、能力を解決する時にその対象が不適正であったなら、能力は解決されず、効果は一切発生しない。たとえあなたが統治者であっても、このターン、すべてのクリーチャーはブロックできる。
対象不適正で効果が一切発生しないカードは他にも多数あって本記事では省略したけど、《ゴンドールの王、アラゴルン》は発生しないことによる戦闘ミスが起きそうなので敢えて載せたよ
結論:自分が統治者なら対象にするな
《侵入者を捕らえろ》
- いずれのクリーチャーも対象にならない。プレイヤーは呪禁やプロテクション(青)やそれに相当するものを持つクリーチャーに投票してもよい。
《稲妻のすね当て》装備してても捕らえられるよ!
《西方への航海者、ガンダルフ》
- あなたはあなたが唱える呪文をコピーする。公開されたカードではない。
- あなたはコピー1つのみを生成する。あなたが唱える呪文と共通のカード・タイプを持つ公開されたカードの枚数や、あなたが唱える呪文とそれらのカードが持つ共通のカード・タイプの種類数は関係ない。
そのがどれを表しているのか、わかりずらい~!
《西方への船出》
- 「帰還」がより多くの票を得た場合、まずアクティブ・プレイヤーが自分の墓地から自分の手札に戻すカードを選ぶ。その後、ターン順にそれ以外の各プレイヤーが、自分の選択以前に行われた選択を知っている状態で、同様に選ぶ。その後、それらのカードは墓地から手札へ同時に戻される。
- 「出航」がより多くの票を得た、または同数なら、アクティブ・プレイヤーから始めて、ターン順に、プレイヤーは自分の手札を捨てるかどうかを決めて宣言する。その後、そうすることを選んだすべてのプレイヤーは自分の手札を捨て、カード7枚を引く。ターン順で後になるプレイヤーは自分より先のプレイヤーが捨てるかどうかを知ることになるが、自分が捨てるかどうかを決めるためにそれらのプレイヤーが捨てたカードを見ることはできない。
「帰還」だと戻すカードが分かるけど、「出航」だと捨てるカードが分からないってことだね
《戦慄の織り手、シェロブ》
- 《戦慄の織り手、シェロブ》によって追放されているカードが墓地に置かれるものの、《虚空の力線》などの効果によって置き換えられた場合、それらは新しいオブジェクトとみなされる。
それらは、《戦慄の織り手、シェロブ》の起動型能力からはそれによって追放されたものとは見なされなくなる。
《虚空の力線》と2枚コンボはできないってことか
《洞窟に宝蓄えしドラゴン》
- プレイヤーが《洞窟に宝蓄えしドラゴン》を唱えると宣言した後では、どのプレイヤーも、対戦相手がコントロールしているアーティファクトの個数の中の最大値を、これのコストが固定される前に変更するような行動はできない。
対戦相手が《洞窟に宝蓄えしドラゴン》を唱えるのに対応して宝物・トークンをサクっても意味無いってことか
サボタージュ能力で宝物・トークンを作られると困るから、その意味ではサクった方が良いかな
さいごに
リリースノートを読んだことが無いプレイヤーも多いだろうけど、
- 効果の読み違いに気づいたり
- デッキ構築のヒントを得たり
- 遊び心のある注釈にクスリとしたり
するので、気になったカードだけでも調べてみると良いかも!?
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