『ニューカペナの街角』リリースノートが公開!
公式サイトで『ニューカペナの街角』リリースノートが公開されたね!
PDFでダウンロードできるぞ。
44ページもあるがな(;一_一)
そこで、今回は統率者戦にも採用されそうなカードの内、間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
初心者泣かせなカードをチェック!
新キーワード能力:謀議
常夜会一家(白青黒)の新キーワード能力。
ルーター能力にたまに+1/+1カウンターが付くくらいだよね。
難しいことある?
解決について理解していないと、損しかねないかな
• クリーチャーに謀議させる能力が解決し始めた後は、それが終わるまでどのプレイヤーも他の行動はできない。特に、対戦相手はあなたが土地でないカード1枚を捨てた後、カウンターが置かれる前に、謀議しているクリーチャーを取り除くことはできない。
例えば《策謀の予見者、ラフィーン》が攻撃して謀議Xを解決し始めた後、+1/+1カウンターが置かれる前に慌てて《皇国の地、永岩城》で4点ダメージを与えることはできない。
対応するなら謀議解決前ってことだね。
プレインズウォーカーの忠誠度能力起動への対応と似ているかな
なお、解決前に対応して除去しても謀議は行える
• 解決中の呪文や能力が特定のクリーチャーに謀議するよう指示したがそのクリーチャーが戦場を離れていた場合も、そのクリーチャーは謀議を行う。これにより土地でないカード1枚を捨てた場合、あなたは+1/+1カウンターをどこにも置かない。「[そのクリーチャー]が謀議したとき」に誘発する能力は誘発する。
新キーワード能力:犠牲
貴顕廊一家(青黒赤)、そして皮肉なことにザンダー卿を殺害した敵対するものも持つ新キーワード能力。
• 呪文1つの犠牲コストを支払うために生け贄に捧げられるクリーチャーは1体だけであり、その呪文は1回しかコピーできない。
パワー条件をクリアしているクリーチャーが複数いても1体しか使えないのね
• その呪文のコピーはスタック上で生成されるので、これは「唱え」られてはいない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。
魔技ならOK!
新キーワード能力:奇襲
土建組一家(黒赤緑)の新キーワード能力。
クリーチャーをいわゆる歩く火力に変えつつ、ハンドアド損を最小限にする。
• マナ・コストではなく奇襲コストを支払うことを選んだ場合も、その呪文を唱えたことになる。
それはスタックに置かれ、対応することも打ち消すこともできる。あなたはそのクリーチャー・呪文を唱えることができる場合のみ、それの奇襲コストでクリーチャー・呪文を唱えることができる。ほとんどの場合、これはあなたのメイン・フェイズでスタックが空のとき、ということになる。
想起と似ているね
• クリーチャー1体が、奇襲コストがすでに支払われたクリーチャーのコピーとして戦場に出たかコピーになった場合、そのコピーは速攻を持たず、生け贄に捧げられることはなく、それが死亡したときにそれのコントローラーはカードを引かない。
《鏡の行進》でコイン投げに勝ち続け大量コピー&サクり台で大量ドローする夢は断たれた…!
新能力語:団結
舞台座一家(赤緑白)の新能力語。
「これでないクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、……」というテキストは、今までもソウルシスターズ系クリーチャーに多く存在していたが、それが能力語になったと考えればOK。
新メカニズム:盾カウンター
斡旋屋一家(緑白青)の新メカニズム。
• 盾カウンターはプレイヤーがクリーチャーを生け贄に捧げることを妨げない。
• これにより盾カウンターを取り除くことはクリーチャーを再生することと同じではない。
• ダメージを受けるパーマネント1体の上に1個以上の盾カウンターが置かれていた場合、そのダメージは軽減され、盾カウンター1個のみが取り除かれる。
• 盾カウンターを持つパーマネントが軽減できないダメージを受けた場合、そのダメージは与えられ、盾カウンターも取り除かれる。
• 盾カウンターが置かれているクリーチャーであっても、それが負っているダメージがそれのタフネスの値に等しいか、接死を持つ発生源により軽減できないダメージを与えられた場合、状況起因処理によって破壊されることがある。
• 「盾」とはクリーチャーが持つ能力ではない。また、盾カウンターはキーワード・カウンターではない。盾カウンターが置かれているクリーチャーがそれの能力を失ったなら、その盾カウンターは通常通りそれを保護する。
• 《一時しのぎの協定》という古いカードは、パーマネント1つの上に盾カウンターを置く能力を持って印刷された。このカードは「一時しのぎカウンター」を使用するように変更が行われ、この古いカードへ新しい機能が導入されるのは避けられた。
軽減できない効果に注意したいね!
再録キーワード能力:秘匿
秘匿とは 2007 年の『ローウィン』のリリース時、人気の土地のサイクルでマジックに導入された。戻ってくるに際し、メカニズムの機能の仕方に関する詳細の一部が更新され、テンプレートやデザインが現在の基準に揃えられている。
• 「秘匿 N」は「このパーマネントが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード N 枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。その追放されたカードは『このカードを追放したパーマネントをコントロールしているどのプレイヤーも、追放領域にあるこのカードを見てもよい。』を得る。」という意味である。
• 以前は、秘匿を持つパーマネントはタップ状態で戦場に出ていた。この能力は秘匿の定義から除外された。古いカードは「[このパーマネント]はタップ状態で戦場に出る。」と書かれた追加の段落を持つように変更が行われ、今は秘匿4を持つ。
• 秘匿によってあなたのライブラリーの一番下に置かれる残りのカードは、今は望む順番ではなく、無作為の順番で置くようになっている。
なお、秘匿は追放部分を定義しているだけで、マナ・コストを踏み倒して唱える部分は定義していない。
追放したカードへの対応は、個別カード毎に異なる。
例えば《石成エンジン》で秘匿をコピーし、一度に2枚追放する場合。
《苔汁の橋》と《明日の見張り》では…
- 《苔汁の橋》を起動すると、追放した2枚の中から選んだ1枚を唱える。唱えなかったもう1枚は追放されたままなので、《苔汁の橋》をアンタップし再度起動すれば唱えられる
- 《明日の見張り》が戦場から離れたとき、追放したカードは2枚ともオーナーの手札に加わる
秘匿で2枚以上追放しても、一度に全部は唱えられないってことね。
MOで検証してみたよ
《斡旋屋一家の隆盛》
• 《斡旋屋一家の隆盛》の能力の解決時に何らかの方法によりクリーチャーとプレインズウォーカーの両方であるパーマネントは、+1/+1カウンター1個と忠誠カウンター1個の両方を得る。
ギデオン最強!
同セットの《ジアーダの贈り物、ラクシオール》はプレインズウォーカーではなくなるので、相性はイマイチ(+_+)
《忌まわしい印章》
• このターン、あなたが、戦闘ダメージ以外のダメージを受けていないクリーチャーやプレインズウォーカーを対象にして《忌まわしい印章》を唱え、それの犠牲コストを支払うことを選び、その対象を変更しないことを選んだなら、そのコピーは1点のダメージを与え、あなたは1点のライフを回復する。その後、コピー元の呪文は解決する。それは3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを回復する。
ダメージ計算を間違えそうな挙動なので注意!
《忌まわしい印章》コピーにより1点ダメージ与えることで、元の《忌まわしい印章》解決時には、同対象は《忌まわしい印章》コピーでダメージ=戦闘ダメージでないダメージを受けていたという条件を満たす。
《宴の結節点、ジェトミア》
• 二段攻撃を持つクリーチャーが1つ目の戦闘ダメージ・ステップ中にダメージを与えた後、2つ目の戦闘ダメージ・ステップで戦闘ダメージを与える前に二段攻撃を失ったなら、それは2つ目の戦闘ダメージ・ステップでダメージを与えない。特にこれは、あなたの9体目のクリーチャーが1回目の戦闘ダメージ・ステップで死亡した場合、残りのあなたのクリーチャーは、何かによって二段攻撃が与えられないかぎり戦闘ダメージを再び与えることはないことを意味する。
これまたダメージ計算を間違えそうな挙動なので注意!
《エイヴンの心臓刺し》ほかマナ総量の種類を参照するカード
• 墓地にある分割カードのマナ総量は、そのカードの両半分のマナ総量の合計である。それはマナ総量を2つ持つわけではない。
• あなたの墓地にある両面カードのマナ総量は常に第1面のマナ総量である。
• あなたの墓地にあるカードのマナ総量を決定する時点では、Xは0である。
• 土地・カードのマナ総量は0である。
分割/両面カードのマナ総量ルールを復習しておこう!
《黄金犬》
• クリーチャーが持っているとしても、宝物はアーティファクト・タイプでありクリーチャー・タイプではない。同様に、犬は常にクリーチャー・タイプでありアーティファクト・タイプではない。
祭殿がエンチャント・タイプであってクリーチャー・タイプでないのと同じだね
《改変ドア》
《出産の殻》亜種かと思ったら、下方調整し過ぎ(ノД`)・゜・。
• これにより唱える呪文を唱えるためのコストはすべて支払わなければならない。
• あなたがその呪文を唱えることを選んだなら、《改変ドア》の能力の解決時にそれを唱えなければならない。あなたは後になってそれを唱えることはできない。
《貴顕廊一家の悪魔信者》
• 《貴顕廊一家の悪魔信者》の誘発型能力は「場合のルール」に従う。これは、その能力の誘発時と解決時の両方で、あなたがデビル・トークンをコントロールしているかどうかを見ることを意味する。つまり、これは《貴顕廊一家の悪魔信者》2体で攻撃することによってデビル・トークン1つのみが生成されることを意味する。
《貴顕廊一家の悪魔信者》2体攻撃することでそれぞれ誘発がスタックに乗るけど、
- 1つ目の誘発を解決。デビル・トークンを出す
- 2つ目の誘発を解決。1.によりデビル・トークンをコントロールしているため、さらにデビル・トークンを生成することはない
《貴顕廊一家の隆盛》
• これによりあなたの墓地にある出来事・呪文を唱えたなら、それは出来事ルールによって生成された置換効果によって解決に際して追放され、あなたは後になって追放領域にあるそのクリーチャー・カードを唱えてもよい。
墓地にある当事者カードは出来事で唱えられるの?
出来事として唱える際か、出来事として唱えてスタックに置かない限り、当事者カードはクリーチャー・カードとしての特性しか持たない。
なので、インスタントやソーサリーを探す効果でライブラリーなどから当事者カードを探すことはできない。
ライブラリートップから当事者カードを唱えるときと同じだと思えばOK
- 例1:《ガラクの大軍》が戦場にいて、ライブラリートップが《巨人落とし》の場合
⇒《巨人落とし》として唱えることはできるが、《切り落とし》として唱えることはできない - 例2:《イゼットの模範、メーレク》が戦場にいて、ライブラリートップが《巨人落とし》の場合
⇒《巨人落とし》として唱えることはできないが、《切り落とし》として唱えることはできる
つまり、墓地のインスタントやソーサリーを唱えられる状況なら、出来事として唱える際に該当するので、墓地の出来事・呪文は唱えられる。
『エルドレインの王権』資産がアップし始めました!(‘◇’)ゞ
《砕かれた熾天使》ほかコモン・クリーチャー・サイクル
手札から追放して序盤の色事故を防ぎ、終盤には追放領域から唱えることができるコモン・クリーチャー・サイクル。
• 《砕かれた熾天使》が唱えられることなく追放領域から取り除かれた場合、その土地はこの能力を持ち続ける。
例えば、昇華者を対戦相手に使われた時に起こり得る。
最低限、色事故は免れそうだ
《契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ》
• クリーチャー1体の上からカウンター1個を取り除くことは呪文を唱えるための追加コストであり、例えば犠牲など、その呪文が持つ他の追加コストや代替コストと組み合わさることがある。
• これによりあなたが犠牲を持つ呪文を唱えたなら、あなたはコストを任意の順で支払うことができる。つまり、クリーチャーからカウンターを取り除き、その後でそのクリーチャーを犠牲コストの支払いのために生け贄に捧げることができる。+1/+1カウンターを取り除くことでクリーチャーのパワーが減り、そのクリーチャーを犠牲コストの支払いに充てられなくなることがありうる。
斡旋屋一家と貴顕廊一家を組み合わせてデッキを組む時は注意!
《豪火を放て》
• パーマネントが0点の余剰のダメージを受けることはない。
タフネス7のクリーチャーを対象にして、《魔力の墓所》破壊は出来ないってことね。
残念!
《産業のタイタン》
• 《産業のタイタン》の誘発型能力の1つ目と2つ目のモードのみが対象をとる。それらのモードの1つと3つ目や4つ目のモードが選ばれ、解決時にその唯一の対象が不適正になっていた場合、その能力は解決されず、どのモードも効果を持たない。
1つ目のモードでアーティファクトを対象にしたら呪禁やサクり台で対応され、3つ目や4つ目のモードも道連れに立ち消えることは特に多そうなので注意!
《雑集家、ラグレーラ》
• 《雑集家、ラグレーラ》の能力の最後の部分は、それの戦場に出たときに誘発する能力の解決時に設定される遅延誘発型能力である。《雑集家、ラグレーラ》が何らかの効果によって能力を失ったり、何かのコピーになったりしても、それが戦場を離れたときに誘発する。
放逐能力を持つクリーチャー全般同じ挙動だけど、本セットは能力を失わせる《証人保護》が同時収録されているので遭遇頻度は高そう
《溜め池のクラーケン》
• 各対戦相手はターン順にそれぞれ、ターン順で先であるプレイヤー1人がクリーチャー1体をタップすることをすでに選んでいたとしても、《溜め池のクラーケン》の誘発型能力の解決時にアンタップ状態であるクリーチャー1体をタップするかどうかを選んでもよい。各戦闘で、《溜め池のクラーケン》のコントローラーは魚・クリーチャー・トークン最大1体を生成する。何体のクリーチャーがタップされたとしても関係ない。
統率者戦で起きそうな状況だね。
《光素の泉》などクリーチャーをタップ状態にしたいプレイヤーと友情コンボ!?
《帳簿裂き》
• このカードを重要書類の近くでプレイしてはならない。起こることに対しては我々は責任を負えないからだ。
ルール文章中にこっそり仕込んでいるユーモア好き(*´ω`*)
《薄暮の刻み獣》
• 《薄暮の刻み獣》の誘発型能力の解決時に、各対戦相手は、次の対戦相手からターン順に、自分よりも先に選んだプレイヤーの選択を知った状態でそれぞれクリーチャー1体を選ぶ。それらのクリーチャーはすべて同時に生け贄に捧げられる。次に、各対戦相手は手札のカードをそれぞれ1枚ずつ公開せずに選び、そしてすべてのカードが同時に捨てられる。その後、各対戦相手はそれぞれ4点のライフを失う。
これまた統率者戦で起きそうな状況だね。
交渉力が試される!?
ここから先は、統率者デッキ収録カードのリリースノートだ
《斡旋屋一家の合流点》
• あなたが《斡旋屋一家の合流点》を唱える際に1つ目のモードと2つ目や3つ目のモードを選び、解決時にすべての対象が不適正であったなら、あなたは増殖を行えない。
本セット合流点サイクルの中で唯一、対象を取るモードと取らないモードが混在するので注意!
《逆占い師》
• そのカードが(《ドライアドの東屋》のように)土地とクリーチャーの両方であった場合、あなたはならず者・トークン1つと宝物・トークン1つの両方を生成する。
書いてある順じゃないんだね。
統率者戦で《ドライアドの東屋》はまぁまぁ遭遇するので注意!
《ゴミ処理》
• 《ゴミ処理》のコントローラーは、それがキッカーされていようとなかろうと、これにより追放されたクリーチャー・カード1枚につき1体の黒の2/2のならず者・クリーチャー・トークンを生成する。
日本語訳の「これらの方法」がわかりにくいんじゃ(-_-メ)
《ザンダーの契約》
• あなたが「マナ・コストを支払うのではなく」別のコストで呪文を唱えるなら、奇襲コストのような代替コストでそれを唱えることを選ぶことはできない。しかし、犠牲コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがあるなら、それを唱えるためにはそれらを支払わなければならない。
『ニューカペナの街角』統率者デッキ同士で遊ぶときに特に起きそうなので注意!
《謎めいた追跡》
本セット中、リリースノートの個別説明文章が最も長いカード。
その中でも特に間違えやすい内容をピックアップすると、
• 変異能力を使用して唱えられた裏向きのクリーチャーと異なり、予示されたクリーチャーはそれがクリーチャー・カードである場合、それが一切の能力を失った後でも表向きにすることができる。
• 裏向きの呪文やパーマネントはそれぞれ、互いに簡単に区別できるようしておかなければならない。戦場でそれらを表すカードを混ぜ合わせて他のプレイヤーを混乱させてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確でなければならない。これを行う一般的な方法には、マーカーやダイスを使用すること、単に戦場に出た順番通りに置いていくこと、などがある。また、それらがそれぞれがどのようにして裏向きにされたか(予示された、変異能力を使用して裏向きに唱えられたなど)を記録しておく必要もある。
• このセットには、戦場にある裏向きのインスタントやソーサリーであるカードを表向きにするようなカードは含まれていないが、古いカードの中にはこれをしようとするものもある。何かが戦場にある裏向きのインスタントやソーサリーであるカードを表向きにしようとしたなら、そのカードを公開して、すべてのプレイヤーにそれがインスタントやソーサリーであるカードであることを示す。そして、そのパーマネントは裏向きのまま戦場に残る。パーマネントが表向きになったときに誘発する能力は誘発しない。なぜなら、そのカードは公開されたが、表向きにはならなかったからである。
• 両面カードが予示されたなら、それを裏向きに戦場に出す。それが裏向きである間は、それは変身できない。カードの第1面がクリーチャー・カードであるなら、そのマナ・コストを支払うことでそれを表向きにすることができる。そうしたなら、それの第1面が表になる。
変異と予示と両面カードと《謎めいた追跡》を採用したデッキをテーブルトップで持ち込まれたら混乱必至!?
さいごに
発売が楽しみだね♪
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