ロン・フォスターの統率者日記が連載終了
公式サイトで連載していた『ロン・フォスターの統率者日記』が、第8回で連載終了に。
貴重な統率者戦特化コラムだっただけに残念だね
ロン・フォスターに敬意を表して、今回のコラム企画である統率者戦のカードプールが秘めた知る人ぞ知るカードたち、すなわち統率者戦の、私が思う「秘宝」20選を本サイトでもしてみた
なお、『知る人ぞ知る』なので、コモン・アンコモン縛りで選出!
色順に紹介するよ!
私が思う「秘宝」20選
《喜捨》
『ウェザーライト』収録コモン。
統率者戦的用途はダメージ軽減ではなく、《ヴォルラスの多相の戦士》で任意のクリーチャーに化けるため
《欠片の壁》
『コールドスナップ』アンコモン。
2マナ1/8飛行と高性能壁クリーチャー。
累加アップキープも、ヘイトコントロールに使える上、勝利手段を統率者ダメージ21点や特殊勝利にすれば、ほぼ問題ない
唯一、ライフをリソースにする黒系デッキプレイヤーは選んじゃダメだね
《ヴィダルケンの霊気魔道士》
『未来予知』収録のタイムシフト・コモン。
ウィザード・サイクリングするのが主目的だけど、稀にスリヴァー部族デッキと当たった時にETB能力が活きる。
スリヴァー部族デッキプレイヤーも予想していないから、盛り上がるよ(*^▽^*)
『多相』クリーチャーが増えているので、意外とETB能力も腐らない?
《紛糾》
『オンスロート』収録アンコモン。
真価はサイクリング誘発型能力のカウンター。
決まれば、カウンター+1枚ドローという《謎めいた命令》と同じ効果を、シングルシンボル3マナで得られる
サイクリング誘発型能力なので、《もみ消し》系カウンター以外のカウンターが効かない点が優秀。
フルタップした対戦相手のピッチカウンターや第三者のカウンターを無視できるね。
終盤はマナが余るため、出し惜しみせず序盤~中盤に使うのがベター
《溶暗》
『エクソダス』収録コモン。
統率者戦はトークン戦術が強いので、トークン展開の返しに最適。
青の役割から外れているため、今後同様の効果のカードが作られる可能性は極めて低い。
その意味でも貴重な1枚
《つぶやく神秘家》
『ラヴニカのギルド』収録アンコモン。
レアリティが高い《空召喚士ターランド》の立つ瀬がない
《空召喚士ターランド》と比べタフネスが5と高いし、トークンサイズが1/1なのも統率者戦では《頭蓋骨絞め》しやすく、寧ろメリットだもんね
《虚空魔道士の沈黙者》
『時のらせん』収録アンコモン。
《精霊龍、ウギン》や《忘却石》など、リセット系起動型能力を打ち消す動きが強力!
自分で使うより、相手に上手く使われて悶絶するイメージが強い( ̄д ̄)
《衝撃的な幻視》
『コンフラックス』初収録コモン。
基本土地サイクリングが主目的で、終盤のお守りとしても使える。
青マナ基盤が欲しいのに、基本土地サイクリング用の青マナが確保できず、ぐぬるまでがテンプレ( ̄▽ ̄)
《エレボスの代行者》
『ニクスへの旅』収録アンコモン。
ETB時に仕事をする上、星座能力により継続的に墓地追放出来る点が優秀。
墓地対策以外は期待できないため、ゾンビ部族デッキやエンチャントレスデッキで使いたい
《マナ噴出》
『フィフス・ドーン』初収録コモン。
統率者戦で活躍するデザイン。
膨大なマナから7枚ドロー系カードにつなげると凶悪!
《不断の霞》
『ストロングホールド』収録アンコモン。
『バイバック』付きの《濃霧》。
本来は『バイバック』連発でじり貧になるデザインのはずが、《溺墓の寺院》の登場で毎ターン安定して連打可能に!
無色1マナを《溺墓の寺院》自身から捻出できるから、実質、3緑×対戦相手数のマナ基盤があれば完全シャットアウト!
《修復》
『統率者2013』収録アンコモン。
土地のリアニメイト呪文。
《世界のるつぼ》の方が、フェッチランドや《露天鉱床》を継続的に再利用できて良くない?
《世界のるつぼ》は自分の墓地だけだろ?
《修復》の真価は、対戦相手の墓地からもリアニメイトできること!
統率者戦はフェッチランドの使用率が高い上、ライブラリー破壊と組み合わせると選択肢の幅が広がって面白いぞ
《空の軽騎兵》
『ディセンション』収録アンコモン。
『予見』持ちカードの中で唯一、コストにマナ不要なので、他のカードの展開を損ねずに済む。
クリーチャー2体を戦闘に使えなくなるため、トークン生成カードや《プロパガンダ》等の防御カードと併用したい
色拘束は厳しいけど、ETB能力も《鏡割りのキキジキ》と2枚無限トークンコンボになるよ
《古の掘削》
『統率者2016』収録アンコモン。
この手の大量ルーターカードでは珍しく、元の手札を残しつつ、新たに引いたカードと見比べた上で取捨選択できるのが便利
手札の枚数が少ないと意味がない。
《土地税》《壌土からの生命》など、土地ばかりの手札になりやすいカードと相性が良い
《クルラスの騎士》
『シャドウムーア』収録アンコモン。
マナレシオが低いため戦闘は期待できないが、このカードの真価は常在型能力。
対戦相手のクリーチャーに乗っているカウンターの種類は問わない。
《原初の死、テジマク》の餌食カウンターや《怪物の災厄、チェビル》の賞金カウンターでも良いし、+1/+1カウンターデッキが相手の場合は、勝手に戦闘不能に陥る
《デュルガーの垣魔道士》
『イーブンタイド』収録アンコモン。
統率者戦では、デュアルランドなど2つの基本土地タイプを持つ土地を採用しやすい上、『イコリア:巨獣の棲処』でトライオームが登場したので、更に容易に土地タイプを揃えやすくなった。
数多くある置物破壊ETB能力持ちクリーチャーの中で《デュルガーの垣魔道士》を推す理由は、対戦相手に《デュルガーの垣魔道士》をコピーされても、ETB能力を上手く使えない可能性が高いため
平地と山を2枚ずつ用意してないと、ただの2/2バニラクリーチャーだもんね
《歪める嘆き》
『ゲートウォッチの誓い』収録アンコモン。
青を含まないデッキでカウンターが出来るのが大きい。
クリーチャー展開後の全体除去除けに最適だね
カウンター以外のモードも、システムクリーチャーの追放除去や生け贄誘発と相性が良く、何かと使い勝手が良い
《旅人のガラクタ》
『フィフスドーン』初収録コモン。
緑を含まないデッキで重宝する土地加速カード。
サーチした土地を手札に加えるアーティファクトは多いけど、直接戦場に出すアーティファクトはほとんどないんだよねぇ
《名誉に磨り減った笏》
『神河物語』収録アンコモン。
統率者戦では伝説のパーマネントが多いため、この1枚で複数マナを生成できる。
プレインズウォーカーが伝説になったこと、場持ちの良い神部族カードが登場したことが、《名誉に磨り減った笏》にとって追い風
マナが出ない《暗黒の深部》や、普通にマナを出すには痛すぎる《山賊の頭の間》などをマナソースとして活用する小技も
《ボジューカの沼》
『ワールドウェイク』初収録のコモン。
タップインがネックではあるが、《輪作》や《エルフの開墾者》がインスタントタイミングの墓地対策カードとして機能することが重要
土地枠で墓地対策を積めるのは便利だよね
さいごに
20枚選出するのって意外と大変(@_@)
プレイヤーの好みや使用デッキで偏るからな。
今回の選出は、サイクリングや墓地対策に偏重していると言えなくもない
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