- 『ファイレクシア:完全なる統一』リリースノートが公開!
- 初心者泣かせなカードをチェック!
- 新キーワード能力:毒性、再録メカニズム:毒カウンター
- 新キーワード能力:ミラディンのために!
- 新能力語:堕落
- 新メカニズム:油カウンター
- 再録メカニズム:増殖
- 《青の太陽の黄昏》
- 《赤の太陽の黄昏》
- 《アトラクサの疾牙》
- 《アージェンタムのマスティコア》
- 《生ける治療、メリーラ》
- 《偉大なる統一者、アトラクサ》
- 《裏切りの棘、ヴラスカ》
- 《永遠の放浪者》
- 《踊る影、魁渡》
- 《完成化した精神、ジェイス》
- 《完全化記念碑》
- 《完全なる統一》
- 《機械の母、エリシュ・ノーン》
- 《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》
- 《危険な爆風》
- 《気まぐれな厄介者》
- 《球層の追跡者、エズーリ》
- 《共同魂の刃》
- 《黒の太陽の黄昏》
- 《鉱炉と前線の剣》
- 《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》
- 《浸食するマイコシンス》
- 《世界の導管》
- 《魂なき看守》
- 《止められぬ巨大戦車、グラーツ》
- 《ドロスの魔神》
- 《マイアの守衛》
- 《緑の太陽の黄昏》
- 《刃砦の戦鞭》
- 《レジスタンス再結成》
- 《レジスタンスの火、コス》
- 《ゴライアスの孵卵場》
- 《嘲る蜃気楼》
- 《アトラクサの後継、イクセル》
- 《絡み織りの鎧》
- 《光明の火砲》
- 《空狩人の打撃部隊》
- 《太陽の先兵、ネヤリ》
- 《破滅の巣、ヴィシュグラズ》
- 《呪い板の壁壊し》
- さいごに
『ファイレクシア:完全なる統一』リリースノートが公開!
公式サイトで『ファイレクシア:完全なる統一』リリースノートが公開されているね!
日本語訳もPDFでダウンロードできるぞ。
41ページもあるがな(;一_一)
今回は新規収録カードの内、特に間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
※引用は特に間違えやすい部分のみピックアップしているため、一部省略しています。全文はリリースノートをご確認ください。
カードの使用可否
本セットは様々な製品が発売されるため、特にスタンダードフォーマットで使用できるか区別しにくい。
基本的にはカード左下のセットコードで確認する。
統率者戦なら全部OK!
- セットコードがONE:スタンダード、パイオニア、モダンに加え統率者戦などのフォーマットで使用可。
発売時点で、スタンダード・フォーマットで使用可能なカード・セットは次の通り:『イニストラード:真夜中の狩り』、『イニストラード:真紅の契り』、『神河:輝ける世界』、『ニューカペナの街角』、『団結のドミナリア』、『兄弟戦争』、『ファイレクシア:完全なる統一』。 - セットコードがONCであり1~28(およびそれらの別アート版31~58)の番号がついている『ファイレクシア:完全なる統一』統率者デッキのカード:統率者戦、ヴィンテージ、レガシーの各フォーマットで使用可
- セットコードがONCで番号が59以上のカード:同名のカードの使用が認められるすべてのフォーマットで使用可
初心者泣かせなカードをチェック!
新キーワード能力:毒性、再録メカニズム:毒カウンター
• 10個以上の毒カウンターを持つプレイヤーは、このゲームに敗北する。これは状況起因処理であり、スタックを使わない。言い換えると、これは、ライフが0以下であることによりゲームに敗北するのと同じように、直ちに起こり、プレイヤーがこれに対応することはできない。
毒カウンターは『カルドハイム』の《牙持ち、フィン》や『団結のドミナリア』の《潜伏工作員、アジャニ》でも登場したので大丈夫かな
• 毒性によりクリーチャーが与える戦闘ダメージの量が変わることはない。例えば、毒性1を持つ2/2のクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与える場合、そのクリーチャーは2点のダメージを与える。そのダメージの結果として、対戦相手は2点のライフを失い、毒カウンター1個を得る。
もし毒性1が、有毒1や感染の場合は…
- 有毒1:対戦相手は2点のライフを失い、毒カウンター1個を得る
- 感染:対戦相手はライフを失わず、毒カウンター2個を得る
あれ?
毒性1と有毒1の違いって何?
毒性は常在型能力。有毒は誘発型能力。
これは主にアリーナやMOなどデジタルプレイを考慮しての変更だ。
無駄にスタックが積まれず済むからな
• 毒性を持つクリーチャーが、クリーチャーやプレインズウォーカーに戦闘ダメージを与えるなら、あるいは戦闘ダメージでないダメージを与えるなら、毒性は効果がなく、プレイヤーが毒カウンターを得ることもない。
• 毒性を持つクリーチャーが与えたダメージは、ダメージの点数にかかわらず、毒性の値に等しい個数の毒カウンターを与える。特に、(《理由なき暴力》などの)置換効果によりダメージが変更される場合も、置かれる毒カウンターの個数は変更されず、毒性の値のままである。
これは感染との違いだね。
統率者デッキを組む時に、毒性と感染を組み合わせるのはどうなんだろう?
• 反対に、プレイヤーの上に置かれるカウンターの個数に適用される置換効果は、これにより置かれるカウンターの個数を変更できる。たとえば、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》の最後の2つの能力は、これにより置かれるカウンターの個数に適用できる。
• 毒性が複数ある場合、それらの効果は累積する。たとえば、毒性2を持っているクリーチャーが他の効果により毒性1を得た場合、そのクリーチャーがプレイヤー1人に与える戦闘ダメージは、そのプレイヤーに毒カウンター3個を得させることになる。
《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》や毒性を追加する方法を併用すれば、毒性と感染を両方活かせるだろう
新キーワード能力:ミラディンのために!
生体武器がファイレクシア陣営側に対して、ミラディンのために!はレジスタンス側だね
• この誘発型能力によってレベル・トークン2つが生成される場合(たとえば、《栄光のドミヌス、モンドラク》の効果がある場合)は、この装備品はそれらのうちの1体のみにつく。
2体で仲良く持って欲しかった!?
新能力語:堕落
• 多人数戦において、堕落の能力のために必要なのは、対戦相手の誰か1人が3個以上の毒カウンターを持つことであり、全員の上にある必要はない。
• 一部の堕落能力は、対戦相手1人が3個以上の毒カウンターを持っているときにしか起動できない起動型能力である。そうした能力は、起動してしまえば解決時にその状況が成立していなくなっていても問題なく解決される。
統率者戦にとって重要な注釈だね。
堕落達成のハードルは低いし、起動に対応して万が一投了されても問題なく解決できるよ
新メカニズム:油カウンター
油カウンターは、呪文や能力を、油カウンターを持つパーマネントと相互作用を起こすための巧妙な手段だが、油カウンター自体に特別なルール上の意味はない。
いつの間にかあなたもファイレクシアン!?
再録メカニズム:増殖
• 増殖を行う場合、カウンターが置かれているパーマネントであれば、どれでも選ぶことができる。対戦相手がコントロールしているものでもよい。カウンターを持っているプレイヤーであれば、対戦相手を含むどのプレイヤーを選んでもよい。戦場以外の領域にあるカードは、それの上にカウンターが置かれていても、選ぶことはできない。
待機カウンターを増やして、いつまでも唱えさせない!はできないのね
• カウンターが置かれているパーマネントやプレイヤーをすべて選ぶ必要はない。あなたがカウンターを増やしたいと望むもののみを選べばよい。「望む数」には0(ゼロ)が含まれるので、パーマネントを一切選ばなくても、プレイヤーを一切選ばなくても構わない。
• プレイヤーやパーマネントの上にすでに2種類以上のカウンターが置かれており、それに追加でカウンター1個を与えることを選んだのなら、すでにそこにあるすべての種類のカウンターをもう1個ずつ与えなければならない。すでにそれに置かれているカウンターのうち1種類だけを与え、他は与えないということはできない。
経験カウンターを使っている対戦相手を毒殺しようとするとき困るね
• 「あなたが増殖を行うたび」に誘発する能力は、あなたがどのパーマネントやプレイヤーにもカウンターを与えないことを選択しても誘発する。
• プレイヤーは、効果に増殖を行うことを含む呪文や能力に対応できる。しかし、その呪文や能力の解決が始まり、それのコントローラーがカウンターを増やすパーマネントやプレイヤーを選んだ後では、もう対応することはできない。
増殖した(増やすとは言ってない、でも誘発するから安心!?
以下は個別カードの注釈だよ
《青の太陽の黄昏》
• この呪文の解決時までに対象としたクリーチャーが不適正な対象になっていた場合、この呪文は解決されず、Xが5以上であっても、トークンは生成されない。
対象に関するルールだね。
ボードアド差を広げようと撃って立ち消えるとショック!
《赤の太陽の黄昏》
• Xが5以上であるが、対象となるアーティファクトのいくつかが適正でなくなったなら、対象として適正であるアーティファクトのそれぞれについてのみトークンを生成する。
• それぞれのトークンはコピー元のアーティファクトに印刷されていることをそのままコピーするが、それ以外のことはコピーしない(そのアーティファクトが別の何かをコピーしていたり、トークンであったりする場合を除く)。それはそのアーティファクトがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラや装備品がつけられているかどうかをコピーしない。また、パワー、タフネス、タイプ、色などを変えるコピー効果でない効果もコピーしない。
《青の太陽の黄昏》よりは立ち消えしなそうだね。
コピーカードは多いから、コピー可能な部分はわかるかな?
• 各トークンは生成された後で速攻を得る。何かがこれらのトークンのうち1つをコピーするなら、そのコピーは速攻を持たず、あなたはそれを次の終了ステップの開始時に追放しない。
コピーのコピーは良し悪しだな
《アトラクサの疾牙》
• 《アトラクサの疾牙》の最後の能力の対象を選択するのは、その能力が誘発したときではない。あなたがこれにより油カウンター1個を取り除いたときに、2つ目の「再起」誘発型能力が誘発する。あなたはその能力がスタックに置かれる際にその対象を選ぶ。各プレイヤーは通常通り、この誘発型能力に対応できる。
• 対象としたクリーチャーがどの能力を得るかは、その再起誘発型能力の解決時に選ぶ。プレイヤーは、あなたがどの能力を選択するかを見てから対応するかどうかを決定することはできな
い。
本セットは再起誘発型能力を持つカードが多いので、ここでまとめて覚えておこう
《アージェンタムのマスティコア》
• 特に、2つ目の誘発型能力の適正な対象がなかったとしても、あなたは《アージェンタムのマスティコア》を戦場に残しておくためにカード1枚を捨ててもよい。その場合、2つ目の誘発型能力は、どのプレイヤーからも対応されず、解決もされない。
対象が無いからと言って自滅することはないので、安心して手札を捨てよう!?
《生ける治療、メリーラ》
• 《生ける治療、メリーラ》の1つ目の能力は置換効果を生成する。《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》のような他の置換効果によっても、プレイヤーの得る毒カウンターの個数が変更されるなら、置換効果をもたらすパーマネントを誰がコントロールしているかに関わらず、カウンターを受け取るプレイヤーがまず最初にどの効果を適用するか選ぶ。これにより通常は、そのプレイヤーが《生ける治療、メリーラ》の効果を適用することを選び、カウンター1個を得ることにするだろう。しかし、そのプレイヤーが望むなら、《生ける治療、メリーラ》の置換効果を最初に適用したうえで、さらにカウンターを得ることもできる。
実際に起きそうなシチュエーションだね
《偉大なる統一者、アトラクサ》
• 本文書の公開時点では、あなたがこれにより「バトル」を公開することはまずありえない。時が経てば、この可能性は変化するだろう。
バトルとは一体何だろう?
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
《裏切りの棘、ヴラスカ》
• 《裏切りの棘、ヴラスカ》の2つ目の忠誠度能力の対象は、それが持っていた他のサブタイプ、カード・タイプをすべて失い、ただの宝物・アーティファクトとなる。それは持っていたすべての特殊タイプを持ち続ける。
2023年1月現在、統率者戦で遭遇する特殊タイプは、基本(Basic)、伝説の(Legendary)、ワールド(World)、氷雪(Snow)の4つだ
• ほとんどの場合、《裏切りの棘、ヴラスカ》の最後の忠誠度能力の対象は、最終的には9個の毒カウンターが置かれることになる。しかしながら、あなたが毒カウンターの差を計算したあとも、置換効果によりそのプレイヤーが実際にどれだけの毒カウンターを得るかは変更されうる。例えば、そのプレイヤーが《生ける治療、メリーラ》をコントロールしていて、最初に持っていた毒カウンターが8個以下の場合、得る毒カウンターは1個だけになる。
メリーラつえぇ~
• カードのマナ総量を決定する際には、ファイレクシア・マナ・シンボルは、そのためにライフを支払っていても、1点として数える。そのため、《裏切りの棘、ヴラスカ》のマナ総量は常に6である。
マナ・コストにファイレクシア・マナを持つ全てのカード共通のルールだな。
《呪文破》などマナ総量を考慮する呪文を使う時は注意!
《永遠の放浪者》
• 1つ目の忠誠度能力について、そのプレイヤーの次の終了ステップの開始時に、追放したカードは戦場に戻る。その時点で《永遠の放浪者》が戦場になかったとしても戻る。
• 戦場に戻ったパーマネントに終了ステップの開始時に誘発する能力があった場合、その能力はそのターンには誘発しない。
ETB能力や誘発型能力を充てにしている場合は注意!
《踊る影、魁渡》
• 《踊る影、魁渡》の誘発型能力が(1体以上の攻撃クリーチャーが先制攻撃を持っていたり、複数のプレイヤーがあなたのクリーチャーにより戦闘ダメージを受けたり、複数の戦闘があったりして)同じターンに2回以上誘発し、そしてそのたびにあなたが攻撃クリーチャーを手札に戻していたとしても、そのターンに《踊る影、魁渡》の忠誠度能力を起動できるのは2回までである。つまり、《踊る影、魁渡》の誘発型能力は累積しない。
複数誘発するけど起動回数は2回までなのね
_(:3 」∠)_ザンネン
《完成化した精神、ジェイス》
+1能力について日本語訳は以下のオラクル変更あり。
+1:クリーチャー最大1体を対象とする。次のあなたのターンまで、それは-3/-0の修整を受ける。
• カードには「あなたの次のターンまで」と書かれているが、これは誤読を招く表現である。正しくは上記の通り、「次のあなたのターンまで」である。
• ジェイスの2つ目の忠誠度能力は、20 枚以上のカードがある墓地がどのプレイヤーの墓地であるかを見ない。20 枚以上の墓地であるのは、対象となるプレイヤーのものでも、他のプレイヤーのものでも構わない。
墓地肥やしをする統率者がいると友情コンボになりやすそうだ
《完全化記念碑》
• 最後の能力によって《完全化記念碑》はすべての能力を失うため、最初に起動されたこの能力が解決される前に複数回起動しても、毒性9を複数得る結果にはならない。
毒性は複数持つ意味があるだけに残念!
《完全なる統一》
• 《完全なる統一》の能力は、あなたがパーマネントやプレイヤーのうち1つの上に1個以上のカウンターを置くときならいつでも誘発する。これは解決中の呪文や能力、あなたがコントロールしているパーマネントがカウンターが置かれた状態で戦場に出たこと、毒性や感染や萎縮を持つ発生源からの戦闘ダメージによるものが含まれる。
• 毒性を持つ2体以上のクリーチャーがプレイヤー1人に同時に戦闘ダメージを与えたなら、それらのカウンターは単一のイベントとして置かれ、この能力は1回誘発する。
《暗黒の深部》出すだけで10ダメージ!
毒性を持つ複数クリーチャーが戦闘ダメージを与える状況は良く起こりそう。
ダメージ計算ミスに注意!
《機械の母、エリシュ・ノーン》
• 《機械の母、エリシュ・ノーン》の2つ目と3つ目の能力は、パーマネントが戦場に出たときに誘発する誘発型能力であれば、そのパーマネントが持つものにもそれ以外のものにも影響する。その種の誘発型能力は、「~とき、」か「~たび、」と書かれている。「ミラディンのために!」のように、パーマネントが戦場に出たときに起こる誘発型能力を含むキーワード能力もある。
• 置換効果は《機械の母、エリシュ・ノーン》の能力の影響を受けない。たとえば、あなたのコントロール下で、+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出るクリーチャーが、+1/+1カウンターを追加でもう1個得ることはない。
• 「[このパーマネント]が戦場に出るに際し」適用される能力、たとえば、《偏執的な援護者、ステン》によるカード・タイプを選ぶ能力なども影響を受けない。
《機械の母、エリシュ・ノーン》側がミラディンのために!を使うとレベル2体生成して、レジスタンス側がミラディンのために!を使うとレベル生成できないのは、皮肉が効き過ぎぃ!
• 《機械の母、エリシュ・ノーン》の能力は、戦場に出るパーマネントを誰がコントロールしているのかを参照しない。誘発型能力を持つパーマネントを誰がコントロールしているのかだけを参照する。例えば、あなたが《機械の母、エリシュ・ノーン》と、「クリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る。」能力をコントロールしている場合、クリーチャー1体が対戦相手のコントロール下で戦場に出るたび、その能力は2回誘発する。
• 《機械の母、エリシュ・ノーン》の1つ目の能力は誘発型能力をコピーするわけではなく、その能力を2回誘発させる。能力をスタックに置く際に行う選択、たとえばモードや対象の選択は、各能力につき個別に選択する。解決時に行う選択、たとえばカウンターをパーマネントの上に置くかどうかの選択も、個別に行う。
ソウルシスターズや《祝祭の出迎え》を想定してるね
• 何らかの理由によりあなたが《機械の母、エリシュ・ノーン》を2体コントロールしているなら、パーマネントが1体戦場に出ると、能力は3回誘発する。4回ではない。《機械の母、エリシュ・ノーン》3体をコントロールしているなら4回、4体をコントロールしているなら5回、以下同様である。
最近はレジャンド・ルールをかいくぐるカードも増えたので、統率者戦だと特に起きそうだな
• 誘発型能力が2つ目の能力と関連している場合は、追加で誘発した誘発型能力もその2つ目の能力と関連している。そのもう一つの能力が「その追放されたカード」を参照するなら、その誘発型能力の誘発によって追放されたすべてのカードを参照する。
• 関連している能力で、もう一つの能力が「その追放されたカード」に関する何らかの情報を必要とするものもある。その場合には、その能力は複数の答えを得ることになる。それらの答えが何らかの1つの値を定める場合は、それら答えの合計を用いる。たとえば、《精鋭秘儀術師》の戦場に出たときに誘発する能力が2回誘発し、カードが2枚追放されたとする。《精鋭秘儀術師》のもう一つの能力の起動コストに含まれるXの値は、それら2枚のカードのマナ総量の合計である。その能力の解決時に、あなたは両方のカードのコピーを生成する。あなたはそれらのコピーをまったく唱えなくても、そのうち1つのコピーを唱えても、両方を望む順番で唱えてもよい。
《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》
• 何らかの方法により、あなたが複数の《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》をコントロールしている場合、それぞれを独立して適用する。たとえば、あなたが何らかの方法により《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》2つをコントロールしているなら、2/2の《仔熊》は最初の能力が解決したときに4/4のクリーチャーとなり、その後2つ目が解決したときに8/8のクリーチャーとなる。
倍プッシュや!
《危険な爆風》
• 《危険な爆風》が解決されたターンには、実際に《危険な爆風》からダメージを受けたかどうかを問わず、対戦相手がコントロールしているクリーチャーではブロックできない。これには、《危険な爆風》の解決後に戦場に出たクリーチャーや、解決後にクリーチャーとなったパーマネントも含まれる。
《宇宙粒子波》コスモトロニック・ウェーブの同型再版だな。
《放浪皇》などで瞬速でブロッカーを出してもブロックできないので注意!
《気まぐれな厄介者》
• あなたが追放するカード3枚は、あなたの墓地にあるすべてのカードの中から無作為に選ぶ。これによりあなたが追放したカード3枚すべてがクリーチャーや土地なら、あなたはそれらのうちコピーして唱える1枚を選ぶことはできない。まさしく気まぐれなのである。
気まぐれ過ぎる
《球層の追跡者、エズーリ》
• 2回の増殖を行っている間、プレイヤーは1回目の増殖と2回目の増殖の合間に対応することはできない。
増殖1回1回がスタックに乗るのではなく、増殖2回のスタックが1つ乗るってことか
《共同魂の刃》
• 対象とするクリーチャーが、通常はクリーチャーでない(例えばアーティファクト・クリーチャーになっている《完全化記念碑》など)なら、装備しているクリーチャーは、クリーチャーでないそのパーマネントのコピーになる。《共同魂の刃》ははずれて、コピー効果は終了する。《共同魂の刃》を装備していたクリーチャーは、そのコピー効果の適用開始前に戻る。
やってしまいそうなミスだね
《黒の太陽の黄昏》
• あなたが戻すクリーチャー・カード1枚は、《黒の太陽の黄昏》の対象ではない。Xが5以上であったなら、《黒の太陽の黄昏》の解決時にあなたはそれを選ぶ。
• あなたは《黒の太陽の黄昏》を、対象を取らず単にクリーチャー・カード1枚を戻すためだけに(Xが5以上であるものとして)唱えることができる。ただし、対象を選び、呪文を解決する時にその対象が不適正であったなら、呪文は解決されず、効果は一切発生しない。クリーチャー・カード1枚を戦場に戻すことはできない。
除去の立ち消えに気を付けても、解決に対応して墓地対策されたらダメってことだね
《鉱炉と前線の剣》
• 「このターン、あなたは追加で土地1つをプレイしてもよい。」という効果は、他の同様の効果とも累積する。複数回の戦闘があったなどで、2つ目の能力が同じターンに複数回誘発したなら、あなたはその回数分追加で土地をプレイすることができる。
『基本セット2014』において土地のプレイ回数のルールが変更され、現在は現時点でプレイできる回数とそれまでに土地をプレイした回数を単純に比較するようになっている。
《鉱炉と前線の剣》のサボタージュ能力はプレイできる回数を増やすので、二段攻撃や追加戦闘との相性は抜群!
《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》
• 誘発イベントは「クリーチャー」を特定して参照するものでなくてもよい。その場合、誘発イベントは何かが「戦場から墓地に置かれる」ことを参照しているかもしれない。たとえば、「アーティファクト1つが戦場から墓地に置かれるたび」に誘発する能力は、《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》が戦場にある間にアーティファクト・クリーチャーが1体死亡したなら、2回誘発する。
• 結果としてクリーチャーが死亡するイベントによって誘発する能力は、2回誘発しない。たとえば、「あなたがクリーチャーを1体生け贄に捧げるたび」に誘発する能力は、1回のみ誘発する。
• 《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》が死亡するのと同時にクリーチャーが死亡することによってあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力が誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する(《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》自身が死亡することによって誘発するものも同様である)。
• 何らかの理由によりあなたが《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》を2体コントロールしているなら、クリーチャーが1体死亡することによって能力は3回誘発する。4回ではない。《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》3体をコントロールしているなら4回、4体をコントロールしているなら5回、以下同様である。つまり、あなたが《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》を1体コントロールしている間に別の《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》を唱えたなら、それらの一方が「レジェンド・ルール」によって死亡したときに誘発する能力は3回誘発する。
濫用は2回誘発しなかったり、とにかく紛らわしいよね
《浸食するマイコシンス》
• 《浸食するマイコシンス》の能力によって、オーラはアーティファクトになる。これにより、他の効果(《機械の行進》の能力など)がそれらのアーティファクト・オーラをクリーチャーにすることも起こりえる。クリーチャーでもあるオーラは何もエンチャントできない。それは次に状況起因処理のチェックが行われるときに外れ、ただちに2つ目の状況起因処理としてオーナーの墓地に置かれる。
外れるだけじゃなくて墓地に置かれちゃうんだね
《世界の導管》
• 《世界の導管》の2つ目の能力を使用する際には、あなたがそのターンのそれ以前に唱えていた呪文も数に入れる。その時点で《世界の導管》が戦場に出ていなかったり、あなたのコント
ロール下になかったとしても関係ない。あなたが唱えた呪文のうち、その後に打ち消されたり、解決に失敗したものも含む。特に、あなたが《世界の導管》を唱えたターンにはこれ自身も含めることに注意する。
手札が尽きた後今引きした《世界の導管》をプレイ!即起動!第三部完!はできないのね
_(:3 」∠)_
《魂なき看守》
• 何らかの効果によって許可されるなら、プレイヤーは墓地や追放領域からはクリーチャー・呪文を唱えることができる。
• 《魂なき看守》が戦場に出ている間、墓地にあるパーマネント・カードを直接戦場に出すという処理はできない。
《墓掘りの檻》との違いに注意!
例えば《墓所這い》は、《墓掘りの檻》は効くが《魂なき看守》はスルーしてしまう
《止められぬ巨大戦車、グラーツ》
• 《止められぬ巨大戦車、グラーツ》が何らかの理由でその能力を失ったなら、あなたのコントロールしているすべての巨大戦車が各戦闘で攻撃する必要はなく、また壁にブロックされる。しかし、継続的効果の種類別による適用順のルールにより、あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャーは、他のタイプに加えて5/3の巨大戦車であり続ける。もう止められないとはこのことだ!
このリリースノート、ノリノリである
《ドロスの魔神》
• 《ドロスの魔神》のアップキープ時の誘発型能力によらない何らかの効果で、これの上にあったすべての油カウンターが取り除かれても、これのアップキープ時の誘発型能力を解決するまで、あなたはこのゲームに敗北しない。
• 《ドロスの魔神》のアップキープ時の誘発型能力の解決時に、これがすでに戦場を離れていたなら、これが戦場にあった最後の瞬間の油カウンターの個数を用いて、あなたがこのゲームに敗北するか否かを判断する。これが戦場を離れる前に1個でも油カウンターが置かれていたなら、あなたはそのゲームに敗北しない。
まだあわてるような時間じゃない(内心あわあわ
《マイアの守衛》
• 戦場に出たときに誘発する能力の解決に際して、あなたは最初に占術2を行う。それから各対戦相手はターン順に、占術1を行うか否かを選択する。占術を行う者(たいていは全員だろう)は、選択した時点で自分のライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。そしてそれからターン順に、それをライブラリーの一番下に置くか上に置くかを決定する。つまり、各対戦相手は自分が選ぶ前に、自分の前のターン順のプレイヤーの選択を知っていることになる。
心理戦が始まる!
《緑の太陽の黄昏》
• Xが5以上であるなら、両方のカードを自分の手札に加えるか、両方のカードを戦場に置くかを選ぶ。1枚をあなたの手札に、もう1枚を戦場に置くことを選ぶことはできない。
融通が利かないけど、基本は戦場に置けば良さそう
《刃砦の戦鞭》
• 他のセットの装備品・クリーチャー・カードの中には、換装という、自身をクリーチャーにつける別の能力を持つものがある。換装は装備能力ではなく、換装コストは《刃砦の戦鞭》の2つ目の能力では減らせない。
装備品テーマはただでさえアド稼ぎにくいのに、換装とシナジー無いのキツイ(>_<)
《レジスタンス再結成》
• 破壊不能を得るクリーチャーの組み合わせは、《レジスタンス再結成》の解決時に決定する。その時点より後で、装備品がついていて破壊不能を得たクリーチャーが、装備品がはずれた状態になったとしても、そのクリーチャーは破壊不能を失わない。同様に、破壊不能を得なかったクリーチャーが、装備品がついている状態になっても、破壊不能を得たりはしない。
装備品やクリーチャーの数が増えると、テーブルトップは煩雑になりそう
《レジスタンスの火、コス》
• 《レジスタンスの火、コス》の紋章は無色である。つまり、プロテクション(赤)では、パーマネントやプレイヤーがこの紋章の対象となることを防げないし、受けるダメージを軽減できない。赤の発生源からのダメージを見る置換効果は、これに適用されない。
《朱地洞の族長、トーブラン》など赤の発生源からのダメージを増やす統率者と相性イマイチ!?
以下は、『ファイレクシア:完全なる統一』のジャンプスタートのカード別注釈だ
《ゴライアスの孵卵場》
• クリーチャーの「毒性の値の合計」とは、通常そのクリーチャーの「毒性」の後に記載されている数値である。しかしながら、クリーチャーが複数の「毒性」を持っている場合、そのクリーチャーの「毒性の値の合計」はそれらの数値の総計となる。例えば、毒性2を持つクリーチャーが、後になんらかの効果により毒性1を得た場合、それは毒性1と毒性2の両方を持つので、毒性の値の合計は3となる。
《完全化記念碑》クリーチャー化すれば最強!
以下は、『ファイレクシア:完全なる統一』の統率者デッキや特別版のカード別注釈だ
《嘲る蜃気楼》
• この呪文を双呪コストを支払うことで唱えるなら、生成されるトークンは同時に戦場に出ない。アーティファクト・クリーチャーのコピーであるトークンが先に戦場に出て、しかるのちにアーティファクトでないクリーチャーのコピーであるトークンが続く。そして、これらが戦場にでることにより誘発するすべての能力はスタックに置かれる。
アーティファクト・クリーチャーを参照するような非アーティファクト・クリーチャーをコピーするときに影響しそうだね
《アトラクサの後継、イクセル》
• 《アトラクサの後継、イクセル》が戦場を離れたとしても、あなたは追放されたカードを見たり唱えたりしてもよい(そして、それを唱えるためにマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい)。他のプレイヤーが《アトラクサの後継、イクセル》のコントロールを得た場合、そのプレイヤーはそのカードを見たり唱えたりできるようにならず、あなたが見たり唱えたりできるままである。
• あなたがゲームから除外されたなら、カードは追放領域で永続的に裏向きのままになる。どのプレイヤーも、それを見ることはできない。
コントロール奪取されても安心!?
《絡み織りの鎧》
• これはあなたの統率者が(もし共闘能力や同様の能力により、あなたのもとに複数の統率者がいるなら、それらの統率者が)どこにいても関係ない。修整の量は、あなたの統率者のその時点での特性から算出する。(一般にマナ総量は変化しないが、あなたの統率者が何か他のもののコピーとなる可能性はある。)
《姿奪い、ヴォルラス》《擬態の原形質》《始祖ドラゴンの末裔》など、固有色に緑を含みコピーカードである統率者は修正量が可変になるので注意!
《光明の火砲》
• アーティファクト・クリーチャーがすでに烈日を得ている(あるいはあなたが複数の《光明の火砲》をコントロールしている)なら、それぞれの烈日能力は個別に機能する。
+1/+1カウンターが2倍になって戦場に出るね!
《空狩人の打撃部隊》
• 会戦能力を持つクリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃したなら、会戦能力は誘発する。しかし修整を決定する際には、この効果は、あなたがクリーチャーで攻撃した対戦相手(そしてプレインズウォーカーは含まない)だけを数える。
• 攻撃している状態で戦場に出るクリーチャーは攻撃クリーチャーとして宣言されることはないため、会戦能力の際には数えない。同様に、会戦能力を持つクリーチャーが、攻撃している状態で戦場に出た場合、会戦能力は誘発しない。
クリーチャーが複数の会戦を持っている場合、それらは個別に機能するよ。
会戦持ち統率者に採用したいね
《太陽の先兵、ネヤリ》
• 《太陽の先兵、ネヤリ》の2つ目の能力は、あなたが 1 つ以上のトークンでプレイヤー1人を攻撃するたびに 1 回、誘発する。この能力は、あなたがプレイヤーのコントロールするプレインズウォーカーを攻撃した時には誘発しないが、そのプレイヤーを攻撃した時には誘発する。
• 《太陽の先兵、ネヤリ》によって追放するカードは表向きに追放する。
• あなたがトークンで攻撃した時に、追放したカードを唱えられるようにする効果は、《太陽の先兵、ネヤリ》が戦場を離れたり、他のプレイヤーがそれのコントロールを得ていたとしても適用され続ける。この能力は後のターンにも、あなたがそのターンにトークンで攻撃するかぎり適用され続ける。
自身よりもトークン・クリーチャーが大事!?
《破滅の巣、ヴィシュグラズ》
• 《破滅の巣、ヴィシュグラズ》は、その最後の能力で得る修整によって、戦闘ダメージを受けても生き延びることがある。例えば、《破滅の巣、ヴィシュグラズ》が毒性1を持つ他のクリーチャー1体と同時に攻撃し、前者が3/3のクリーチャーにブロックされ、後者がブロックされなかった場合、《破滅の巣、ヴィシュグラズ》は同時に、3点のダメージを与え、3点のダメージを受け、+1/+1の修整を受ける。結果としてこれは生き延び、3点のダメージを負った4/4のクリーチャーとなる。
毒性が、有毒と異なり常在型能力になった恩恵を受けているね
《呪い板の壁壊し》
• 戦闘フェイズと戦闘フェイズの間には、メイン・フェイズはない。そのため、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できるような呪文や能力を唱えたり起動する機会はない。たとえば、あなたは2つの戦闘フェイズの間に他のクリーチャーを唱えたり、《呪い板の壁壊し》の装備能力を起動することはできない。
• あなたが1つの戦闘フェイズに、複数の《呪い板の壁壊し》を装備しているクリーチャー(あるいは《呪い板の壁壊し》を複数装備しているクリーチャー1体)で攻撃を行ったなら、あなたは追加の戦闘フェイズをたくさん得ることになるが、あなたの攻撃クリーチャーがアンタップされるのは、現在の戦闘フェイズでのみである。
追加戦闘あるある。
警戒持ちクリーチャーが相性良さそう
さいごに
ドラフトやスタンダードを楽しんだら、統率者デッキにも挑戦!
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