今回のカジュアル統率者
『基本セット20201』収録レア。
テフェリーと縁の深い伝説の人間クリーチャーサイクルの1枚。
『基本セット2021』の統率者候補カードレビューはこちらの記事でまとめているよ。
ジョルレイルとしては《獣たちの女帝ジョルレイル》に続き2回目のカード化。
《獣たちの女帝ジョルレイル》が『スペルシェイパーによる土地クリーチャー化能力』だったのに対し、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》は『ターン中2枚目のドローをトリガーにする誘発型能力』+『自軍クリーチャーを《マロー》化する起動型能力』になり、性能が大きく変化している。
《獣たちの女帝ジョルレイル》の『スペルシェイパーによる土地クリーチャー化能力』は、全体除去にスタック起動で対戦相手を対象に取ると大量土地破壊できるため、統率者戦だと結構いやらしい。
自発的に全体除去呪文撃ちたいところだけど、緑単だとほとんどないのが惜しまれるね。
一方、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の『ターン中2枚目のドローをトリガーにする誘発型能力』は最近のイゼットカラーに多く、『《マロー》化する起動型能力』は緑だけでなく白や青にも多い。
この2つの能力が緑単のカード一枚に盛り込まれているのは、結構異色
今回は起動型能力を活かすべく、追加ドローとクリーチャー・トークン生成のカードを多めに採用してみた。
デッキ内容
- カード名後ろに★があるのは、追加ドロー出来るカード
- カード名後ろに★があるのは、クリーチャー・トークン生成カード
- カード名後ろに◆があるのは、本デッキのキーカード
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【統率者 1枚】
1 《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse》★
【クリーチャー 33枚】
1 《不屈の追跡者/Tireless Tracker》★
1 《秘紋のアルマサウルス/Runic Armasaur》★
1 《獣に囁く者/Beast Whisperer》★
1 《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》★
1 《終わりなき巣網のアラスタ/Arasta of the Endless Web》★
1 《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》★
1 《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths》★
1 《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》★◆
1 《虚空の選別者/Void Winnower》◆
1 《Fyndhorn Elves》
1 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1 《東屋のエルフ/Arbor Elf》
1 《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
1 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《ウッド・エルフ/Wood Elves》
1 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
1 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1 《鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed》
1 《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》
1 《狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt》
1 《自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature’s Herald》
1 《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》
1 《クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa》
1 《草分けるアイベックス/Pathbreaker Ibex》
1 《雷足のベイロス/Thunderfoot Baloth》
1 《進歩の災い/Bane of Progress》
1 《ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient》
1 《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
1 《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
1 《石蹄獣の酋長/Stonehoof Chieftain》
1 《終末の祟りの先陣/End-Raze Forerunners》
1 《州民を滅ぼすもの/Decimator of the Provinces》
【インスタント 2枚】
1 《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》★
1 《蜘蛛の襲来/Arachnogenesis》★
【ソーサリー 8枚】
1 《調和/Harmonize》★
1 《巫師の天啓/Shamanic Revelation》★
1 《リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise》★
1 《自然の知識/Nature’s Lore》
1 《三顧の礼/Three Visits》
1 《耕作/Cultivate》
1 《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
1 《迫り来る復興/Creeping Renaissance》
【アーティファクト 9枚】
1 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》★
1 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》★
1 《精神石/Mind Stone》★
1 《精神の眼/Mind’s Eye》★
1 《魔力の墓所/Mana Crypt》
1 《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《思考の器/Thought Vessel》
1 《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》
【エンチャント 6枚】
1 《森の知恵/Sylvan Library》★
1 《ガラクの蜂起/Garruk’s Uprising》★
1 《ゼンディカーの復興者/Zendikar Resurgent》★
1 《イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc》
1 《似通った生命/Parallel Lives》
1 《マナの反射/Mana Reflection》
【プレインズウォーカー 6枚】
1 《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》★
1 《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》★★
1 《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》★
1 《ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar’s Fury》★★
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》★
1 《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》
【土地 35枚】
1 《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1 《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》
1 《聖遺の塔/Reliquary Tower》
1 《苔汁の橋/Mosswort Bridge》
1 《ヤヴィマヤのうろ穴/Yavimaya Hollow》
1 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《無限地帯/Myriad Landscape》
1 《祖先の道/Path of Ancestry》
27 《森/Forest》
本デッキの勝ち筋
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》を出す
2マナと軽く再キャストも容易なため、出し惜しみせず出せるときに出してしまう。
序盤はトークン生成能力も低く、起動型能力も横展開していない限り脅威でないため、出したからといってヘイトは上がらない。
追加ドローしつつクリーチャー・トークンを並べていく
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の誘発狙いだね。
表向きはな。
実際には1ターンに1体しか生成できないし、対戦相手のターンに2枚ドローするのはかなり難易度が高い。
だから、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の誘発型能力には期待はしていない。
むしろ、追加ドローで引き込んだトークン生成カードを展開する方が重要!
トークンを起動型能力で強化して圧殺する
中盤以降、横展開が出来たら《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の起動型能力を構えつつ40点ダメージを狙う。
本デッキのキーカード
『ワールドウェイク』初収録の神話レア。
『上陸』やトークンデッキのド定番カードだけど、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》との相性は特に良い。
そもそも《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の起動型能力はパワー/タフネス(以下、P/T)に+修正を与えるものではない。
そのため、元のP/Tが0/1で+1/+1カウンターが大量に載る苗木クリーチャー・トークンは他のクリーチャー以上に大きく成りうる。
『戦乱のゼンディカー』収録神話レア。
緑単は妨害手段が少ないため『マナ・コストが偶数の呪文を禁止する能力』も便利だが、それ以上に『マナ・コストが偶数のブロックを禁止する能力』が本デッキと相性が良い。
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》の起動型能力は回避能力を付与しないため、チャンプブロックで防がれやすい。
自軍全体に『トランプル』付与するカードは数多いけど、無理やり攻撃を通せる《虚空の選別者》は貴重!
さいごに
ドローしまくって手札21枚以上になれば、統率者ダメージ21点も狙えるよね!?
最初そう思ってデッキ構築したけど、難易度が高い上にオーバーキルなので止めた
手札がそれだけあれば何でも出来るし、そこまで出来るなら既にほぼ勝っている戦況なのもオーバーキル感が否めない。
そもそも緑なら《歯と爪》『双呪』から《ゼンディカーの報復者》《孔蹄のビヒモス》が出せる。
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》出して手札21枚かき集めるより、適当にマナクリーチャー並べて9マナで《歯と爪》『双呪』撃つ方がよっぽど早い
まぁ、《歯と爪》『双呪』だと統率者関係なくなってしまうので、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》を活かしつつ現実的な手札の枚数で対戦相手を倒せるようなデッキ構築に落ち着いたってところかな。
実際にデッキを回すと、手札が潤沢だけど横展開できてなかったり、横展開したら手札が尽きたりして、なかなか上手くいかない印象の統率者だ(+_+)
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