今回のカジュアル統率者
『テーロス還魂記』収録レア。
『テーロス還魂記』の統率者候補カードのレビューはこちら
点数で見た2~4のいずれかの点数以外のプロテクションを持つ。
とはいえ2~4は統率者戦でも最も採用率が高いマナ域だし、攻撃強制&タフネス1じゃ心許ないね
(;一_一)
さらに統率者ダメージ21点狙いなら、パワー6も中途半端。
強化必須なんだけど・・・
プロテクションに引っ掛からない強化方法
強化しようとすると、プロテクションが却って邪魔だね
(;一_一)
オーラ、装備品はアウト。
対象を取らないで付ける方法はいくつかあるが、マナコストが合わなければ状況起因処理ですぐに剥がれるからな
全体強化しか方法がない?
そんなことはないぞ。
以下は、全体強化ではなく《無傷のハクトス》を強化できる方法だ
鼓舞
『運命再編』で登場したキーワード処理。
定義はこちら。
「鼓舞Nを行う/Bolster N」とは「あなたがコントロールするクリーチャーの中で最も小さいタフネスを持つクリーチャーを1体、あるいは2体以上あるならそのうちの1体を選び、それの上に+1/+1カウンターをN個置く。」を意味する。
《無傷のハクトス》はタフネス1なので、確実に1回は鼓舞を選べる。
とはいえ、以降は最小のタフネスを持つクリーチャーを選ぶから、横展開すると同一クリーチャーを鼓舞し続けることは無理だね
なので、今回採用したのは+1/+1カウンター持ちクリーチャーに戦闘誘発タップ能力を付与する《鱗衛兵の精鋭》だけだ
結魂
『アヴァシンの帰還』で登場したキーワード能力。
定義はこちら
結魂/Soulbondは、以下の2つの誘発型能力からなる。
・このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがこのクリーチャーおよび他のクリーチャー1体の両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはこのクリーチャーをもう一方の組になっていないクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である。
・他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがそのクリーチャーおよびこのクリーチャーの両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはそのクリーチャーをこのクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である。
組にすることは対象を取らないので、《無傷のハクトス》も問題なく組に出来る。
とはいえボロスカラーで強力な結魂持ちクリーチャーは少なく、今回は二段攻撃付与する《銀刃の聖騎士》だけ採用した
賛美
『アラーラの断片』ブロックで初登場後、何度か再録されているキーワード能力。
定義はこちら。
賛美/Exaltedは、「あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。」を意味する。
《無傷のハクトス》が単独で攻撃すれば、問題なく賛美効果を得られる。
賛美は重複するため、賛美持ちクリーチャーが複数体いればその分強化可能。
統率者戦で単騎強化だけだと、トークンデッキなど横展開するデッキに物量で負けてしまいがち。
賛美持ちクリーチャーを大量に横展開すれば物量でも勝負できるね
統率者を強化する
《無傷のハクトス》を統率者指定していれば、問題なく強化できる。
似たような効果の能力語に副官があるね
副官も検討したけど、《無傷のハクトス》とシナジーが薄かったので、今回は採用しなかった
デッキ内容
- カード名後ろに★があるのは、《無傷のハクトス》を強化できるカード
- カード名後ろに◆があるのは、本デッキのキーカード
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【統率者 1枚】
1 《無傷のハクトス/Haktos the Unscarred》
【クリーチャー 20枚】
1 《拠点の守備兵/Bastion Protector》★
1 《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》★
1 《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》★
1 《荘厳な大天使/Sublime Archangel》★◆
1 《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》★
1 《鱗衛兵の精鋭/Elite Scaleguard》★
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》★
1 《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》★
1 《血誓いの使用人/Bloodsworn Steward》★
1 《憤怒/Anger》★
1 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
1 《競技場の首長/Arena Rector》
1 《アカデミーの学長/Academy Rector》
1 《永遠神オケチラ/God-Eternal Oketra》
1 《霊体の先達/Karmic Guide》
1 《太陽のタイタン/Sun Titan》
1 《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
1 《ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison》
1 《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
【インスタント 1枚】
1 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
【ソーサリー 6枚】
1 《軍部政変/Martial Coup》
1 《神の怒り/Wrath of God》
1 《大変動/Cataclysm》
1 《質素な命令/Austere Command》
1 《Wheel of Fortune》
1 《冒涜の行動/Blasphemous Act》
【アーティファクト 21枚】
1 《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1 《魔力の墓所/Mana Crypt》
1 《探検の地図/Expedition Map》
1 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《影槍/Shadowspear》
1 《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
1 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
1 《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1 《ボロスの印鑑/Boros Signet》
1 《精神石/Mind Stone》
1 《思考の器/Thought Vessel》
1 《魔学コンパス/Thaumatic Compass》
1 《連合の秘宝/Coalition Relic》
1 《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
1 《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
1 《オケチラの碑/Oketra’s Monument》
1 《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《スランの発電機/Thran Dynamo》
1 《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
【エンチャント 12枚】
1 《天使の称賛/Angelic Exaltation》★◆
1 《聖戦士の進軍/Cathars’ Crusade》★
1 《真実の確信/True Conviction》★
1 《殉教者の結合/Martyr’s Bond》◆
1 《軍団の上陸/Legion’s Landing》
1 《領事の権限/Authority of the Consuls》
1 《土地税/Land Tax》
1 《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
1 《実験の狂乱/Experimental Frenzy》
1 《マナの残響/Mana Echoes》
1 《太陽鳥の祈祷/Sunbird’s Invocation》
1 《軍勢の集結/Assemble the Legion》
【プレインズウォーカー 4枚】
1 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》★
1 《炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame》
1 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
【土地 35枚】
1 《戦の大聖堂/Cathedral of War》★
1 《アーデンベイル城/Castle Ardenvale》
1 《Plateau》
1 《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》
1 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《真鍮の都/City of Brass》
1 《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》
1 《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
1 《ハンウィアーの要塞/Hanweir Battlements》
1 《発明博覧会/Inventors’ Fair》
1 《家路/Homeward Path》
1 《睡蓮の原野/Lotus Field》
1 《マナの合流点/Mana Confluence》
1 《カー砦/Kher Keep》
1 《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
1 《風立ての高地/Windbrisk Heights》
1 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《無限地帯/Myriad Landscape》
1 《統率の塔/Command Tower》
1 《祖先の道/Path of Ancestry》
1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1 《高級市場/High Market》
9 《平地/Plains》
3 《山/Mountain》
本デッキの勝ち筋
スタートダッシュできる初手を祈る
ボロスカラーは色の性質上、統率者戦最弱2色!
なので、スタートダッシュできる初手を祈ろう。
オイ!(;一_一)
《無傷のハクトス》を強化し、統率者ダメージ21点を狙う
攻撃強制デメリットを持つため、《無傷のハクトス》を出したらすぐに強化が必要。
全体強化の他、鼓舞、結魂、賛美を駆使して、速やかに統率者ダメージ21点を狙おう!
長期戦になった場合は横展開して物量差で勝つ
《無傷のハクトス》を対処された場合は、横展開&全体強化し物量差で勝利を目指そう。
本デッキのキーカード
《荘厳な大天使》《天使の称賛》は挙動こそ異なるが、結果として、単騎で攻撃したクリーチャーに自軍クリーチャー数に等しい+1/+1修正を与える。
賛美持ちクリーチャーは構築レベルのカードが少ない。
無理に枚数採用するよりは《荘厳な大天使》《天使の称賛》で一気に強化した方がスロットを圧迫せずに済む
『統率者』収録レア・エンチャント。
白のカードでは珍しく、能動的に各対戦相手に生け贄を強要できる。
中盤以降、除去対策にも全体除去にもなるユーティリティーカード。
《墓穴までの契約》の色拘束を緩めて2マナ増えたら、アーティファクト・エンチャント・プレインズウォーカーにまで対応できた!
宝物トークンの影響が大きい。
《殉教者の結合》を出すマナを確保しつつ、アーティファクトを墓地に落とす手段になるため、格段に使い勝手が良くなった
さいごに
結魂と種類別に関する問題
動画の中盤以降に起きた現象だけど、MOのバグじゃないの?
状況を整理しようか。
2.対戦相手が《王冠泥棒、オーコ》を出し、《銀刃の聖騎士》を対象に+1能力を起動。《銀刃の聖騎士》が大鹿に
3.しかし、《無傷のハクトス》には二段攻撃が付与されたまま!?
大鹿になって《銀刃の聖騎士》が能力失っているんだから、バグじゃないの?
最初はバグだと思ったんだけど、良くわからないポイントがあるんだ。
B.組になったクリーチャーは、以下のいずれかの場合に組でなくなる
・他のプレイヤーがそれまたはそれと組になったクリーチャーのコントロールを得る
・それまたはそれと組になったクリーチャーがクリーチャーでなくなる
・それまたはそれと組になったクリーチャーが戦場を離れる
つまり、《王冠泥棒、オーコ》の+1能力で結魂を持つ組になった《銀刃の聖騎士》が結魂を失った場合でも、《銀刃の聖騎士》およびそれと組になった《無傷のハクトス》は組のままである
C.ある効果が複数の種類別に分類されていて、いずれかの種類別においてその効果が適用されはじめた場合、この効果を生み出している能力が途中で失われたとしても、その能力からの効果はそれぞれの種類別で適用される
つまり、
一つの能力(結魂)からの効果である複数の継続的効果(組にする、二段攻撃)は、
《王冠泥棒、オーコ》の+1能力で《銀刃の聖騎士》の能力を失わせても、結魂からの効果はそれぞれの種類別で(《無傷のハクトス》に)適用される・・・かもしれない
・・・かもしれない?
二段攻撃付与は第6種だけど、組にするが第3種なのか自信がないんだ(>_<)
どういう事?
結魂とは?
そもそも種類別の定義はこちらなんだけど・・・
種類別/Layerとは、オブジェクトの特性に関する複数の継続的効果の適用順を決定する際の、継続的効果の分類を指すルール用語。
ここでの問題は特性
オブジェクトの特性には、カード名、マナ・コスト、色、(色指標)、カード・タイプ、サブタイプ、特殊タイプ、能力、ルール文章、パワー、タフネス、忠誠度、手札補正子、ライフ補正子があり、組にするはルール文章に該当すると思われる。
しかし、文章変更効果のページを見ても、結魂が文章変更効果を持つカードとは書いてない・・・
もうひとつの懸念点が、組になる事は特性に何の影響も与えないこと(参考:M:TG Wiki 結魂#解説)
組にすることがオブジェクトの特性に関する継続的効果でないなら、そもそも種類別に分類できない?
なので、
- 組にするが第3種であれば、MOの挙動は正しい
- 組にするが種類別に分類できない場合でも、
・POINTのC.が適用できるなら、MOの挙動は正しい
・POINTのC.が適用できないならMOの挙動は誤り
となるかな。
ルールに詳しい方、ぜひコメントくださいm(_ _)m
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