- 『ドクター・フー』リリースノート公開!
- 『ドクター・フー』のカード別注釈
- 《アディポーズの子》
- 《ウォードクター》
- 《エイミー・ポンド》
- 《エースの野球バット》
- 《恐れなき反逆者、エース》
- 《過去へ帰還せよ》
- 《火星の水ゾンビ》
- 《極性を反転せよ》
- 《ケイト・スチュワート》
- 《コンフェッション・ダイアル》
- 《サイキックペーパー》
- 《サリー・スパロウ》
- 《ギャリフレイの陥落 // 終止符を》
- 《終末の合流点》
- 《私立探偵、ダッガン》
- 《造反のサイレンス》
- 《ソンターランの看護師、ストラックス》
- 《増殖されし者、マスター》
- 《タイムリーパー》
- 《タイムロードの審判》
- 《6代目ドクター》
- 《9代目ドクター》
- 《7代目ドクター》
- 《10 代目ドクター》
- 《ダン・ルイス》
- 《トラケンのニッサ》
- 《嘆きの天使》
- 《フォートールドの兵士》
- 《不死者、ミー》
- 《まばたき》
- 《ミッドナイト・クルセイダー・シャトル》
- 《リヴァー・ソングの結婚式》
- さいごに
『ドクター・フー』リリースノート公開!
『ドクター・フー』リリースノートが公開されているね
日本語訳PDFもダウンロードできるぞ。
今回は54ページと少ない方か
今回も新規収録カードの内、特に間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
※引用は特に間違えやすい部分のみピックアップしているため、一部省略しています。全文はリリースノートをご確認ください。
カードの使用可否
- セットコードがWHOである『マジック:ザ・ギャザリング ― Doctor Who(ドクター・フー)』の統率者カード:統率者戦、レガシー、ヴィンテージの各フォーマットで使用可
- セットコードがWHOである以前に印刷されたカード:同名のカードの使用が認められるどのフォーマットでも使用可
今回はセットコードひとつで分かりやすいね
新メカニズム:裏向きサイバーマン
- これにより裏向きになったか戦場に出た各クリーチャーはそれぞれカード名と色を持たない2/2のサイバーマン・アーティファクト・クリーチャーである。
- 何らかの理由で裏向きのクリーチャーが表向きになった場合、それをサイバーマンにした効果は無効になる。それはそのカードに印刷されているものになる。
- 裏向きのパーマネントをコントロールしているプレイヤーはそれをいつでも見ることができる。特に、それらのカードが他のプレイヤーのライブラリーから裏向きで戦場に置かれた場合、それのオーナーであるプレイヤーはそれらのカードを見ることはできない。
何をサイバーマンにされたのか気になってもめくっちゃダメ!
- すでに戦場に出ている両面パーマネントはこれにより裏向きにすることはできない。しかし、両面カードはこれにより他の領域から裏向きで戦場に出すことはできる。
- その裏向きのカードが変異能力を持つなら、それのコントローラーは関連する変異コストを支払ってそれを表向きにしてもよい。
裏向きルールと切っても切り離せない、両面カードや変異との相互作用だな。
変異や予示テーマの統率者デッキと当たるとキツい!?
新キーワード能力:ドクターのコンパニオン
- 一方がこの能力を持ち、もう一方がタイムロード・ドクターでありその他のクリーチャー・タイプを持たない伝説のクリーチャーである場合、あなたはドクターのコンパニオン・能力によって2体の統率者を持つことができる。例えば、多相能力を持つクリーチャーはこれにより2体目の統率者になることはできない。
ドクターとしか組めない以外は、共闘と一緒だね
新キーワード処理:タイムトラベル
- タイムトラベルを行うとは、あなたがコントロールしていて時間カウンターが置かれている各パーマネントと、あなたがオーナーであり追放領域に置かれていて時間カウンターが置かれている各カードを見て、それらにつきそれぞれ、そのカードやパーマネントの上に時間カウンター1個を置くか、時間カウンター1個取り除くか、そのどちらもしないかを選ぶ。その後、それらの変更は同時に発生する。
- 通常、時間カウンターは待機や消失を持つカードで使われるものだが、それ以外のカードで見つかることがある。特に、英雄譚は時間カウンターではなく伝承カウンターでその進行を記録する。つまり英雄譚の章をこれにより前進させたり後退させたりすることはできない。
-過去からの来襲-は歴史的テーマで英雄譚が多いから特に注意!
新キーワード処理:最悪の二択
- プレイヤーが最悪の二択を迫られたとき、彼らは最初に2つの選択肢の中から1つを選ぶ。そして、その選ばれた選択のすべての処理が行われる。
- 呪文や能力によって複数のプレイヤーが最悪の二択を迫られた場合、それはマジックの他の効果とは違う結果になる。その場合には、ターン順に1人目のプレイヤーがまず選択し、その選択の処理が行われてから次のプレイヤーが選択をする。その後、残りの各プレイヤーがターン順にこの工程を繰り返す。
マジックの他の効果って?
直近のセット『エルドレインの森』で言えば、《ランクルのいたずら》が該当する
- 《ランクルのいたずら》など一般的な効果の場合、ターン順に選択したら全員同時に解決する
- 最悪の二択の場合、ターン順に一人一人選択・解決する
例えば、生け贄に捧げる効果に対して放逐能力持ちクリーチャーをサクった場合に違いが出てくる。
ターン順が前のプレイヤーが、後続プレイヤーのクリーチャーを追放している《放逐する僧侶》を最悪の二択によりサクった場合、後続プレイヤーは追放されたクリーチャーが戻った状態で最悪の二択を行えるぞ
新能力語:パラドックス
- パラドックス能力はあなたの手札以外の領域から唱えられたすべての呪文を計算に入れる。これらは通常、追放領域や墓地や統率領域から唱えられた呪文のことを指す。その他に、(《願い》や《片目のガース》の能力などによって)ゲームの外部から唱えられた呪文も計算に入れる。
キーワード能力だけでも、続唱、予顕、暗号、待機、フラッシュバック、回顧…と数えきれないほど該当するよ。
紙でプレイする場合は特に誘発忘れに注意!
- 手札以外の領域から唱えた呪文の数を数えるインスタントやソーサリーは(たとえば《光輝の高揚》など)、それが手札以外の領域から唱えられたなら、それ自身も数に入れる。
- 手札以外の領域から呪文を唱えたときに誘発する(《13 代目ドクター》などの)誘発型能力は戦場でのみ機能するので、手札以外の領域からその呪文を唱えたときには誘発しない。
- 呪文や能力がスタック上にある呪文をコピーするがその呪文を唱えると書かれていないなら、その呪文は唱えられたわけではなく、パラドックス能力はそれを数えない。しかし、あなたが呪文や能力によって呪文のコピーを唱えたなら、その呪文はパラドックス能力によって数えられる。
個別カードのコピー効果は特に文章チェック!
新クリーチャー・タイプ:タイムロード
- マジックの他のクリーチャー・タイプはすべて英語の1単語からなるが、タイムロードは2単語で1つのクリーチャーのサブタイプを表している。タイムロードは唯一の2単語のクリーチャー・タイプである。
- 「タイム」と「ロード」のいずれも個別のクリーチャー・タイプではない。古いカードで「ロード」というサブタイプを持つカードが印刷されているが、それらすべてのカードはオラクルで更新されており、そのタイプは持っていない。
- 何らかの効果があなたにクリーチャー・タイプを選ぶことを指示する場合、あなたはタイムロードを選んでもよい。
日本語訳はタイムロードと1単語だから気付かないけど、英語版はTime Lordと2単語なのね
再録キーワード能力:[名前]との共闘
- 「[名前]との共闘」は2つの能力を表す。1つ目は誘発型能力で、「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『そのプレイヤーは、自分のライブラリーから「[名前]」という名前のカード1枚を探し、それを公開して自分の手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」を表す。
- 「[名前]との共闘」キーワードが表す2つ目の能力は、統率者変種ルールにおいてデッキ構築の規則を変更するもので、その変種ルール以外では機能しない。「[名前]との共闘」を持つ伝説のクリーチャー・カードがあなたの統率者として指定された場合は、その名前を持つ伝説のクリーチャー・カードもあなたの統率者として指定できる。
2つ目の能力で2枚を統率者指定してしまうと、1つ目のサーチ能力が腐るのが難点
再録キーワード能力:待機
- あなたが、手札にあるカードを待機を使って追放できるのは、そのカードを唱えられるときである。そのカードのカード・タイプ、(瞬速などの)あなたがそれを唱えられるタイミングに修整するすべての効果、(《翻弄する魔道士》の能力などの)それを唱えられなくする他の効果のすべてを考慮して、あなたがそのカードを追放できるかどうか、またそのタイミングを決定する。ただし、あなたが実際にそのカードを唱える手順をすべて行えるかどうかとは無関係である。たとえば、マナ・コストのないカードや、対象を必要とするがその時点では適正な対象がないカードも追放できる。
- 待機によりカードを追放することは、そのカードを唱えることではない。この処理はスタックを使わないので、対応することはできない。
唱えることではないけど、待機できるのは唱えるタイミングなんだね
- 何らかの効果が「待機状態のカード」を参照するなら、それは(1)待機を持ち、(2)追放されていて、(3)それの上に1個以上の時間カウンターが置かれているカードを意味する。
- 2つ目の誘発型能力が打ち消された場合、そのカードは唱えることができない。それは時間カウンターが置かれていない状態で追放されたままになる。それはもはや待機状態ではない。
- あなたが適正な対象がないなどの理由でカードを唱えられないなら、それは時間カウンターが置かれていない状態で追放されたままになる。それはもはや待機状態ではない。
追放領域が大渋滞!?
『ドクター・フー』のカード別注釈
《アディポーズの子》
- 現出により現出コストの色マナの部分を減らすことはできない。
- 変身する両面パーマネントの第2面のマナ総量は、それの第1面のマナ総量である。合体したパーマネントのマナ総量は、それの第1面のマナ総量の合計である。
現出と献身の違いに注意!
献身と異なり、色マナ部分は支払えず、唱えるタイミングも無視できないぞ
《ウォードクター》
- 《ウォードクター》が他のパーマネントと同時にフェイズ・アウトするなら、それの1つ目の能力は誘発しない。
《テフェリーの防御》で除去回避しつつ強化はできないってことね
《エイミー・ポンド》
- 《エイミー・ポンド》には2つの異なる共闘能力を持っているが、あなたは《エイミー・ポンド》と《ローリー・ウィリアムズ》とドクターを同時に統率者として持つことはできない。《エイミー・ポンド》は2人のうち1人を選ばなければならないのだ。しかし、あなたのもう1枚の統率者がいずれかのドクター・カードであったとしても、「ローリー・ウィリアムズとの共闘」能力はライブラリーから《ローリー・ウィリアムズ》を探すことができる。
統率領域に3枚置けると思ったのに~!残念!
《エースの野球バット》
- 何らかの理由でクリーチャー1体が複数の《エースの野球バット》を装備していたとしても、そのクリーチャーをブロックしなければならないのはダーレク1体だけである。
伝説のアーティファクトだから、よほど工夫しないと起きない状況だけどね
《恐れなき反逆者、エース》
- 《恐れなき反逆者、エース》のニトロ9能力の対象を選ばないなら、あなたはそれの上に+1/+1カウンター1個を置く。しかし、あなたが対象を選び、能力の解決時にそれが不適正な対象であった場合、あなたは《恐れなき反逆者、エース》の上に+1/+1カウンターを置かない。いずれの場合も、格闘は行われず、どちらのクリーチャーもダメージを与えも受けもしない。
+1/+1カウンター置く効果も立ち消えしちゃうのか!
《過去へ帰還せよ》
- これによりマナ・コストに{X}を含むインスタントやソーサリーを唱えるなら、あなたはその呪文を唱える一部としてXの値を選び、そのコストを支払う。
- マナ・コストのないカードがフラッシュバックを得るなら、それはフラッシュバック・コストを持たない。これにより、それを唱えることはできない。
通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払いは適正な選択が0だけになることが多いから混同しないように注意!
最初からフラッシュバックを持つX火力《小悪魔の遊び》をイメージすると分かりやすいかな
《火星の水ゾンビ》
- 誘発型能力の解決時にその対象がクリーチャーであり土地でもあるなら、それは《火星の水ゾンビ》のコピーになる。ごく稀な例を除き、そのコピーは土地ではないので、島にはならない。
ミシュラランドでブロックしようとあらかじめ起動していると起きそう
《極性を反転せよ》
- クリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える効果は、他の効果をすべて適用した後で適用する。それらの効果が適用され始めた順番とは関係ない。たとえば、あなたが2/4のクリーチャーのパワーとタフネスを入れ替え、その後、そのターンの間にさらにそれに+2/+0の修整を与えたなら、それは4/4のクリーチャーになる。6/2のクリーチャーではない。
ダメージ計算間違えそう!?
《ケイト・スチュワート》
- 《ケイト・スチュワート》の1つ目の能力は、あなたがパーマネントの上に時間カウンターを置いた時のみ誘発する。あなたが追放領域にあるカードの上に時間カウンターを置いても誘発しない。
- 同様に、これの最後の能力はパーマネントの上に置かれている時間カウンターのみを数える。あなたがオーナーであり追放領域に置かれているカードは数えない。
待機で誘発したり数えたら強かったのに~
《コンフェッション・ダイアル》
- 脱出で唱えた呪文に、カードを捨てたりパーマネントを生け贄に捧げる追加コストがある場合、あなたはこれによって捨てたり生け贄に捧げたカードを追放してこれの脱出コストを支払ってもよい。
《船壊し、ダーゴ》《飢饉の具現、トルガール》などが該当するね
《サイキックペーパー》
- あなたは「タイムロード」や「吸血鬼」や「戦士」などの存在するクリーチャー・タイプを選ばなければならない。(「アーティファクト」などの)カード・タイプや(「伝説の」などの)特殊タイプを選ぶことはできない。
アンシリーズみたいな能力だなぁ
募集:《シーリアの陽歌い》以外での《サイキックペーパー》活用方法
《サリー・スパロウ》
- 《サリー・スパロウ》が他のクリーチャーと同時に戦場を離れた場合、これの最後の能力が誘発する。
全体除去に調査1回でリカバリーできるとは思えないけど、無いよりマシ!?
《ギャリフレイの陥落 // 終止符を》
- あなたが融合した状態でこの呪文の両方合わせたものを唱えたなら、対象としたクリーチャーはそれぞれ最初に4点のダメージを受け、その後フェイズ・アウトする。それらのタフネスが4以下であったとしても関係ない。それらのクリーチャーがダメージを受けたことで誘発する能力は誘発する。
- 融合を持つ分割カードを自分の手札以外の領域から唱える場合、両方の半分を唱えることはできない。どちらかの半分を唱えることならできる。
- 融合された分割呪文の解決時には、まず左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。
既存融合カードと比べると2つの効果にシナジーが無いね
《終末の合流点》
- どのようなモードの組み合わせを選んだとしても、カードに書かれている順に指示に従う。
- 何らかの効果が《終末の合流点》をコピーするなら、そのコピーは同じ回数分、その同じモードを選ばれたことになる。
1つ目のモード⇒2つ目のモードの順なので安心!?
《私立探偵、ダッガン》
- 《私立探偵、ダッガン》の最後の能力は、ゲーム中に1回のみ起動できる。しかし、《私立探偵、ダッガン》が戦場を離れて、後になって戦場に戻った場合、彼は新しいパーマネントとして見られる(つまり、新しい能力を持つ)ので、もう一度それを起動することができる。
1回だけだから!って言って何度も殴る、ろくでなしムーブを堪能しよう!?
《造反のサイレンス》
- 「~続けているかぎり」の期間を持つ(《マインド・フレイヤー》などの)継続的効果は、フェイズ・アウトしているオブジェクトを無視する。それらのオブジェクトを無視することにより効果の条件を満たさなくなるなら、その期間は終了する。
- 対戦相手があなたの《造反のサイレンス》のコントロールを得た場合、ターン終了時まで、それはそのプレイヤーがそれをコントロールしている間にフェイズ・アウトする。コントロール変更効果はそれがフェイズ・アウトしている間に終わり、対戦相手の次のアンタップ・ステップの開始時に、あなたのコントロール下でフェイズ・インする。次のそのプレイヤーのアンタップ・ステップになる前にそのプレイヤーがゲームから除外されたなら、《造反のサイレンス》は、そのプレイヤーのターンが始まるはずだった時点以降に始まる、次のアンタップ・ステップの最初に、フェイズ・インする。
《パイロットにする》など期間を持たないコントロール変更効果でも、あなたのコントロール下でフェイズ・インするってこと?
わからないので、有識者のコメント求むm(_ _)m
《ソンターランの看護師、ストラックス》
- プレイヤーは無作為に選ばれるが、《ソンターランの看護師、ストラックス》のコントローラーは、それがどのクリーチャーと格闘を行うかを選ぶことができる。
- 格闘中、《ソンターランの看護師、ストラックス》がそれのタフネスに等しい点数のダメージを受けた場合、それの最後の能力によって付与される+1/+1カウンターがそれの命を救える前にそれは死亡する。
ヤムチャしやがって…
《増殖されし者、マスター》
- 特に、無尽能力の、戦闘の終了時に、あなたにクリーチャー・トークンを生け贄に捧げさせる部分は誘発型能力である。つまり、この能力は誘発するが、それの解決時にあなたはそのトークンを追放しない。トークンも無尽を持つため、それらで攻撃するとそれらの無尽能力がそれぞれ誘発し、マスターは、その名の通り……増殖するのだ。
リリースノートにたまに出てくるカッコいい注釈好き(*´ω`*)
《タイムリーパー》
- 追放領域に置かれているほとんどのカードは表向きであるので、《タイムリーパー》の誘発型能力の対象になり得る。それをそこに置いた効果や処理に、(予顕能力などのように)裏向きに置くと明記している場合にのみ、そのカードは裏向きに追放領域に置かれる。
待機は格好の餌食(ノД`)・゜・。
《タイムロードの審判》
- 《タイムロードの審判》が戦場を離れるに際し、オーナーのライブラリーの一番下に置かれなかったカードは戦場に戻される。
第Ⅰ~Ⅲ章で各対戦相手のクリーチャーを追放していると無罪で戦場に戻されかねない。
《秘密売り、ティヴィット》などで投票数を水増しするならともかく、非常に交渉力を試されるカードだ
《6代目ドクター》
- 通常、歴史的な呪文は対象を取らない。しかし、それが1つ以上を対象としているなら、そのコピーについてもそれらの対象は同じままになる。あなたは新しい対象を選ぶことはない。
《カーンの経時隔離》はプレイヤー(自分)も対象に取るから、コピーの立ち消えは無さそう
《9代目ドクター》
- 《9代目ドクター》の能力はアンタップ・ステップ時に誘発し、次のステップ(通常はアップキープである)の開始時にスタック上に置かれる。追加のアップキープ・ステップはそのステップの後に行われる。アンタップ・ステップの後ではない。
???
恐らく9割9分のプレイヤーは意識しないが、アンタップ・ステップは他のステップと異なり優先権が発生しない。
アンタップ・ステップ中に誘発スタックが置かれると優先権が発生してしまい矛盾するので、このような挙動になるんだ
《7代目ドクター》
- 《7代目ドクター》の能力によって手札のカード1枚を選ぶ場合、あなたの手札にあるカード1枚を選び、それを他のカードから離し、裏向きで置く。その後、防御プレイヤーは、そのカードのマナ総量の値が、あなたがコントロールしているアーティファクトの数よりも大きいかどうかを当てる。あなたがそれを唱えているのでないかぎり、あなたはそれが正しいか間違っているかどうかを公表する必要はない。
どうしようもないカードしか手札に無い場合、調査目当てで攻撃できるってことだね
《10 代目ドクター》
- 《10 代目ドクター》の1つ目の能力によって追放された土地・カードはすべて追放領域に残る。
イゼット(青赤)土地単でライブラリーを吹っ飛ばす!?
《ダン・ルイス》
- 《ダン・ルイス》の影響を受けたアーティファクトが後になってクリーチャーになった場合、《ダン・ルイス》の効果はそれに適用されなくなる。そのアーティファクトは装備品ではなくなり、それがつけられていたクリーチャーから外れ、戦場に残る。《ダン・ルイス》が戦場を離れた時も、同様である。
- 《ダン・ルイス》が戦場に置かれている間、何らかの理由で他のタイプに加えてアーティファクトになるオーラ・エンチャントも装備品になる。「エンチャントしているクリーチャー」や「装備しているクリーチャー」を参照するそれのいずれかの能力は、それが現在つけられているクリーチャーを参照する。それはその装備能力を使って他のクリーチャーにつけることができる。オーラ・装備品を、それが適正につけることができないクリーチャーにつけようとした場合、それはそれまでいた場所に残る。それについているクリーチャーがエンチャントする上での不適正なパーマネントになった場合、そのオーラ・装備品は状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれる。
《液鋼の首飾り》でオーラ・エンチャントをアーティファクトした場合に起きそうな状況だね
《トラケンのニッサ》
- 最低1体の対象を選び、能力の解決時にすべての対象が不適正な対象であった場合、その能力はスタックから取り除かれ、何も起きない。この場合には、あなたはカードを1枚も引くことはない。
対象を大量に選んでいても、《テフェリーの防御》などで丸ごと立ち消えする可能性もあるよ
《嘆きの天使》
- 《嘆きの天使》の1つ目の誘発型能力の解決時に、それはアーティファクトであり続けるが、再びクリーチャーになるまでそれはエイリアンや天使でなくなる。ただの彫像なら、そんなに危険ではないだろう。
- 軽減されたダメージは一切発生しないので、《嘆きの天使》が与える戦闘ダメージによって誘発する誘発型能力はすべて誘発しない。
- 《嘆きの天使》が攻撃かブロックしている間に対戦相手が瞬速を持つクリーチャー・呪文1つを唱えたなら、それはクリーチャーでなくなるので戦闘から取り除かれる。しかし、それがブロックしたクリーチャーはブロックされた状態のままである。
リリースノートに死亡フラグ立てるな~!
《フォートールドの兵士》
- どのプレイヤーが《フォートールドの兵士》をコントロールし、それをそれの誘発型能力で追放したとしても、それのオーナーのみがこれによってそれを追放領域から唱えることができる。
- 《フォートールドの兵士》のコピーであるカードが戦場に出ているなら、それはその誘発型能力によって追放されることができ、予顕される。しかし、これはこれが追放領域で予顕コストを持つ場合のみ、これによって唱えることができる。
どちらの状況も、ほぼ追放されっ放しと考えた方が良いね
《不死者、ミー》
- アシルダ……ではなく、《不死者、ミー》はすべてのカウンターを持ち続ける。1つ目の能力によって付与されたものだけではない。
- 《不死者、ミー》の上に残っているカウンターは、それが領域を移動する際にそのカードの上に「置かれる」わけではない。《倍増の季節》などの効果はそのカウンターに影響を与えない。
アシルダは、第9シリーズ第5話「死んだ少女」登場時の名前。
ミーは、第9シリーズ第6話「生き続けた少女」登場時の名前だよ
- 《エイヴンの擬態術士》の様な、「クリーチャーの上に[ある種の]カウンターが置かれ続けているかぎり」続く効果は、《不死者、ミー》が戦場を離れた場合、適用されなくなる。《不死者、ミー》がカウンターを保持していても、それは以前に他の領域に存在していたものとは関係がない新しいオブジェクトとなる。
- 《不死者、ミー》の2つ目の能力は、移動する元の場所でその能力を持っている場合にのみ機能する。たとえば、戦場に《イクスリッドの看守》(「すべての墓地にあるすべてのカードはすべての能力を失う。」を持つ)がいる状態で、墓地にいる《不死者、ミー》が戦場に出る場合、そのカウンターは失われる。逆に、墓地から戦場に《不死者、ミー》が移動するとき、《謙虚》(「すべてのクリーチャーはすべての能力を失い、1/1である。」と書いてある。)が戦場にある場合はそのカウンターを保持し、その後《謙虚》がある状態で《不死者、ミー》が戦場を離れる場合、そのカウンターは失われる。
《エイヴンの擬態術士》の挙動についてはこちらの記事もチェック!
《まばたき》
- 英雄譚は上から下へきっかり進行するものと思い込んでいる者もいるだろう。だが実際には、非線形で非主観的な観点から見ると、それはむしろ不定的で時間的な大きな塊……のようなものなのである。とは言ったものの、ルールは(《まばたき》などのような)一見順番がバラバラな章能力をサポートしている。1つ目の能力は1つ目と3つ目の伝承カウンターが追加されたときに誘発する。最後の能力は2つ目と4つ目の伝承カウンターが置かれたときに誘発する。
絶対見落とすわ!
20の年、20の教訓を書いた人とは思えないデザインだなぁ。
教訓#1:人間の本性に逆らうのは、勝ち目のない戦いである
教訓#2:美学は重要である
なら、順番を上から下にすることは重要だと思うがな。
もしくは矢印を書くとか、誤認を防ぐ工夫が欲しかった
《ミッドナイト・クルセイダー・シャトル》
- これによりクリーチャー1体が攻撃している状態になったとき、それは攻撃クリーチャーとして指定されていないので、クリーチャーが攻撃したときに誘発する誘発型能力は誘発しない。
同様に、攻撃するための制限やコストはすべて無視する。たとえば、選ばれたクリーチャーが防衛を持つとしても、これによりそれを攻撃クリーチャーにすることができる。
壁デッキでも安心できない!?
《リヴァー・ソングの結婚式》
- マナ総量が0であるカードを追放した場合、それは待機を得るが、その上に時間カウンターは置かれない。後になってその上に時間カウンターが置かれないかぎり、それは唱えられることはなく(よって、その後取り除かれることはなく)、「待機状態のカード」とみなされない。
元々待機を持っているマナ・コストの無いカードも同じ挙動になりそう?
リリースノートに記載が無かった《11代目ドクター》も似たような挙動なんだよなぁ
さいごに
プレインチェイスのカード別注釈は割愛しますm(_ _)m
《造反のサイレンス》《リヴァー・ソングの結婚式》《11代目ドクター》など、コメント頂けるとありがたいですm(_ _)m
コメント
サイキックペーパー、影の群れの灰毛ジェネラルの執拗なネズミorネズミの群棲デッキでかなり使いやすいです。
影の群れの灰毛は攻撃/ブロック誘発で他のネズミをネズミの数ぶん修正をかけるという能力がありますが、本人に回避能力がなく、かつ能力の修正対象も他のネズミであるため本人は3/4という微妙なサイズで戦闘をしなければならなかったため、あまり1つ目の能力は使えておらず、もっぱら2つ目の毎ターン切削4、ネズミを2枚回収という能力のためだけに採用されています。
が、サイキックペーパーでアンブロッカブルを付与できるためこのサイズアップ能力を使いやすくなりました。
また名前変更能力のおかげで執拗なネズミデッキであればジェネラルの名前を執拗なネズミにすることで他の執拗なネズミのサイズを更に上げられますし、
ネズミの群棲デッキでは名前をネズミの群棲にしてもそれだけではほぼ無意味ですが、元から同名クリーチャーを並べやすいデッキであるため採用されやすい鏡の箱の恩恵をジェネラルも受けられるようになるというメリットがあります。
《サイキックペーパー》を上手く使える統率者を紹介いただき、ありがとうございます!
アンブロッカブル付与、サイズアップ、シナジー強化と、1枚で複数の役割があるのが良いですね。
今日現在、MOで《影の群れの灰毛》が未収録なので、雑記で紹介させていただけましたら幸いです。