『統率者マスターズ』が公開!
公式サイトで『統率者マスターズ』リリースノートが公開されているね!
PDFでダウンロードできるぞ。
今回は115ページもあるが、統率者デッキの新規カード以外は再録カードに関する注釈。
すでに知っていることも多いだろう
今回も新規収録カードの内、特に間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
※引用は特に間違えやすい部分のみピックアップしているため、一部省略しています。全文はリリースノートをご確認ください。
カードの使用可否
- セットコードが CMM である『統率者マスターズ』カード:統率者戦、レガシー、ヴィンテージの各フォーマットで使用
- セットコードが CMM である再録カードは、同名のカードの使用が認められるどのフォーマットでも使用可
これから統率者戦を始めるプレイヤーにとっては、まだ持っていない再録カードを入手できる良い機会だね
変種ルール:統率者ドラフト
統率者ドラフトはブースタードラフトの要素と統率者の要素を組み合わせたものである。
通常のブースタードラフトと異なる点は以下の通り
- 20枚入りパック3個をドラフトする
- 1度に2枚ピックする
- 40枚ではなく60枚でデッキ構築する
- シングルトンルールは適用しない
- それ以外のルールは全て適用(初期ライフ40点、統率者ダメージ21点、固有色)
ここまでは『統率者レジェンズ』ドラフトと変わらないけど、今回共闘に関する変種ルールが追加されているよ!
『統率者マスターズ』のブースターパックを使用した統率者ドラフトイベントでは、固有色が1色以下であり共闘を持たない利用可能な統率者を、それが共闘を持つかのように扱ってもよい。(下記「共闘」を参照。)これにより、未だかつて見たことのないような共闘のペアが生まれるだろう。バーランとダレッティ!トリクスと殺し爪!ヤーグルとウラモグ!うまく組み
合わせて、自分のお気に入りのペアを見つけよう。
統率者ドラフトイベントだけの共闘を堪能しよう♪
再録メカニズム
『統率者マスターズ』では、キーワード能力、キーワード処理、能力語、さらに名前を持たないメ
カニズムが、合わせて 50 種類以上再録されている。
スタンダードから統率者戦に触れる初心者プレイヤーや、ブランクが長かった復帰プレイヤーにとって、再録メカニズムの数が多いと大変!
特に、通常セットでは再録されないメカニズムをチェックしてみよう
キーワード能力:共闘
- 両方の統率者はどちらも、ゲームの開始時点で統率領域に置かれる。あなたのデッキの残りのカード 98 枚(統率者ドラフト戦では 58 枚)は、切り直されてあなたのライブラリーになる。
デッキ残りカード枚数をついつい1枚分間違えがち
共闘統率者は、初期手札が1枚多いのとほぼ同義!
共闘できるなら積極的に組んでいこう
- ゲームが始まった後は、あなたの統率者2枚は個別に記録する。あなたが一方を唱えていたとしても、あなたが他方を1回目に唱えるときには追加の{2}を支払うことはない。それらのうちいずれかから 21 点以上のダメージを与えられたプレイヤーはゲームに敗北する。それら両方から与えられたダメージの合計ではない。
- 共闘を持つ、同じ色の統率者2枚を選んでもよい。統率者ドラフトでは、ドラフトしたのであれば共闘を持つ同じ統率者2枚を選んでもよい。これを行う場合は、「統率者税」を算出するため、それぞれの統率者を統率領域から唱えた回数を明確にしておく必要がある。
メモ必須!
メカニズム:統治者
統治者は『指輪物語:指輪物語:中つ国の伝承』統率者デッキでも再録されたばかりだね
- ゲームの開始時点では、統治者はいない。効果によってあるプレイヤーが統治者になると、それ以降はずっと、そのゲームにはちょうど1人の統治者が存在する。あるプレイヤーが統治者になる時点で、現在の統治者がいれば、そのプレイヤーは統治者でなくなる。
- 統治者であることに関連する暗黙の誘発型能力が2つある。これらの誘発型能力は発生源を持たず、これらの能力が誘発した時点で統治者であったプレイヤーがコントロールする。これらの能力の正確なテキストは、「統治者の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカード1枚を引く。」と「クリーチャー1体が統治者に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーが統治者になる。」である。
- 他のプレイヤーのターン中に統治者がゲームから除外されるなら、アクティブ・プレイヤーが統治者になる。自分のターン中に統治者がゲームから除外されるなら、ターン順で次のプレイヤーが統治者になる。
統治者をいかにキープするかが重要!
戦闘ダメージで統治者を奪っても、防御がおろそかだとすぐに奪われてしまうぞ
能力語:副官
- 副官能力は、あなたの統率者が戦場に出ていてあなたのコントロール下にあるときにのみ適用される。あなたに統率者が2体いるなら、そのうち一方をコントロールしていれば十分である。副官能力は、あなたが複数の統率者をコントロールしていたとしても、一度のみ適用される。
- 副官能力は、あなたがあなたの統率者をコントロールしているかどうかのみを参照する。あなたが他のプレイヤーの統率者をコントロールしていても関係ない。
《金粉のドレイク》などで対戦相手の統率者を奪っても、副官能力は機能しないってことだね
カードのサイクル:統率者フリースペル
『イコリア:巨獣の棲処』統率者デッキ初出のカードサイクルが再録!
この機会にゲットしよう!
- あなたがこの呪文を唱え始めた後は、あなたがそれを唱え終わるまで、どのプレイヤーも他の処理を行うことができない。特に、あなたがコントロールしている統率者を除去して、それのコストを支払わせるというようなことはできない。
- あなたが誰の統率者をコントロールしていても有効である。どれでもいい。あなたの統率者が2枚あったなら、そのうち一方をコントロールしていれば十分である。
副官能力と比べるとガバガバ判定!?
カードのサイクル:2色土地
『統率者レジェンズ』初出の多人数戦用2色土地も再録!
基本土地タイプこそ無いけど、序盤スムーズに動けるよ
- 数えるのは現在の対戦相手の人数であり、開始時の人数ではない。4人対戦のゲームで残っているのがあなたと対戦相手1人だったなら、この土地はタップ状態で戦場に出る。
- 何らかの効果がこの土地をタップ状態で戦場に出すなら、対戦相手が2人以上いてもこれはアンタップされない。
終盤になるほど弱いので、キルターンが早い、もしくは全員まとめて倒すデッキと相性良いかな
『統率者マスターズ』のセット本体のカード別注釈については、すべて再録カードのため今回は割愛。
『統率者マスターズ』の統率者のカード別注釈
《ウギンの支配》
- 予示されたクリーチャーが表向きになった場合に変異を持つのであれば、その変異コストを支払って表向きにすることもできる。
- 変異能力を使用して唱えられた裏向きのクリーチャーと異なり、予示されたクリーチャーはそれがクリーチャー・カードである場合、それが一切の能力を失った後でも表向きにすることができる。
変異と予示の関係についての注釈だね
- パーマネントは、それが表向きになる前も後も戦場にあるので、パーマネントを表向きにしても、戦場に出たときに誘発する能力は誘発しない。
ETB能力持ちパーマネントを予示するとガッカリ!?
- 裏向きの呪文やパーマネントはそれぞれ、互いに簡単に区別できるようしておかなければならない。戦場でそれらを表すカードを混ぜ合わせて他のプレイヤーを混乱させてはならない。それらが戦場に出た順番は常に明確でなければならない。これを行う一般的な方法には、マーカーやダイスを使用すること、単に戦場に出た順番通りに置いていくこと、などがある。また、それらがそれぞれがどのようにして裏向きにされたか(予示された、変異能力を使用して裏向きに唱えられたなど)を記録しておく必要もある。
予示と変異を両方採用したら、区別や記録はしっかりやろう(白目
- 何かが戦場にある裏向きのインスタントやソーサリーであるカードを表向きにしようとしたなら、そのカードを公開して、すべてのプレイヤーにそれがインスタントやソーサリーであるカードであることを示す。そして、そのパーマネントは裏向きのまま戦場に残る。そのカードは公開されるだけで表向きにはならないので、パーマネントが表向きになったときに誘発する能力は誘発しない。
- 両面カードが予示されたなら、それを裏向きに戦場に出す。裏向きの間は、変身する両面カードを変身させたりトランスフォームさせることはできない。裏向きの両面カードの第1面がクリーチャー・カードであるなら、そのマナ・コストを支払うことでそれを表向きにすることができる。そうしたなら、それの第1面が表になる。
両面カードはバレバレの裏向きなだけで、第2面で出せるわけではないのね
《幾何学の戦術家、テヨ》
- 《幾何学の戦術家、テヨ》の最後の能力は攻撃している状態で戦場に出るクリーチャーには影響しない。
- 3人以上のプレイヤーがいる状態で、《幾何学の戦術家、テヨ》の最後の能力ともう1つ同様の効果があり、攻撃してもよい方向が矛盾している場合、プレイヤーは一切攻撃できない。
- 多人数戦では、プレイヤーがデッキを選んだ後ゲームが始まる前に、互いの合意に基づく任意の方法を用いて席順を決めてよい。プレイヤーが合意できないなら、席順は無作為に定める。
左右を選ぶ伝説クリーチャーがいたような…
《現実の冒涜》
- 土地・カードのようにマナ・コストを持たないカードは、マナ総量が0である。
- 何らかの効果によってマナ・コストを支払うことなく呪文を唱えることができる場合には、他のルールや効果によってマナを支払って唱えることが許可されていないかぎり、その呪文を唱えることを選んでそのマナ・コストを支払うことはできない。同様に、コスト減少効果がある場合には、その効果が許可しないかぎり、その減少を放棄することはできない。
- 一徹の効果は、呪文を唱えるために実際に支払われたマナを見る。何らかの効果によって、マナをあなたの望む色やタイプの「マナであるかのように」支払うことが許可されている場合には、そうでなければ支払えないマナを支払うことが可能になるが、それによってその呪文を唱えるために支払ったマナの色やタイプが変わるわけではない。
- 一徹の能力を持つ呪文をコピーするなら、そのコピーを唱えるためにマナを支払っていないので、その能力は適用されない。
無色の一徹呪文という、今までなかった組み合わせだな
《虚空喰らい、ズロドック》
- 2021 年に施行された続唱に関するルール変更により、続唱を持つ呪文より少ないマナ総量を持ち土地でないカードを追放した場合に追放することは終わるが、結果としてあなたが唱える呪文も、続唱を持つ呪文より少ないマナ総量でなければならない。以前は、カードのマナ総量が結果として生じる呪文と異なる場合、たとえば一部のモードを持つ両面カードや出来事を持つカードの場合、あなたは追放したカードより大きいマナ総量を持つ呪文を唱えることができた。
- 分割カードのマナ総量は、その2つの半分が持つマナ総量両方を足したものである。続唱によって分割カードを唱えるなら、あなたはどちらかの半分を唱えることができる。両方の半分ではない。
続唱のルールが変更された理由は、ティボルト続唱が大暴れしたせいだよ
《生物学者、ルカルメル》
- クリーチャー・タイプを選ぶ場合は、「吸血鬼」や「騎士」などの存在するクリーチャー・タイプを選ばなければならない。「吸血鬼・騎士」のような複数のクリーチャー・タイプを選ぶことはできない。「アーティファクト」のようなカード・タイプを選ぶことはできない。また、「ジェイス」、「機体」、「宝物」のような、クリーチャー・タイプではないサブタイプも選ぶことはできない。
- それらが戦場に出るに際し、特定のクリーチャー・タイプのクリーチャーを変更する置換効果は、あなたがこの効果を適用した後で適用する。たとえば、その選ばれたクリーチャー・タイプが戦士であり、あなたが《茨森の模範》をコントロールしていたなら、《ルーン爪の熊》は追加の+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
クリーチャーであっても、クリーチャー・タイプではないサブタイプを持っている場合があるので注意!
《忠誠の剥ぎ取り》
- 滅殺を持つクリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃し、防御プレイヤーがそのプレインズウォーカーを生け贄に捧げることを選んだ場合、その攻撃クリーチャーは攻撃を続ける。防御プレイヤーはそれをブロックしてもよい。ブロックされなかったなら、何にも戦闘ダメージを与えないだけである。
滅殺は『エルドラージ覚醒』以来13年振りの再登場!
ストーム値9は伊達じゃない!?
《難解なアルカイック》
- 《難解なアルカイック》の能力は、ダンジョンや紋章や次元や現象の起動型能力や誘発型能力をコピーすることができる。プレインチェイス特有の「プレインズウォーク能力」や統治者やイニシアチブの称号に関わる誘発型能力は発生源を持たないので、それらをコピーすることはできない。
統治者は同時収録されているので特に気を付けよう!
統治者の称号とは、統治者を持つことに付随する、内在する2つの誘発型能力のこと。
- 統治者の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカード1枚を引く
- クリーチャー1体が統治者に戦闘ダメージを与えるたび、そのコントローラーが統治者になる
イニシアチブの称号とは、イニシアチブを持つことに付随する、内在する3つの誘発型能力のこと。
- イニシアチブを持つプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは地下街探索を行う
- プレイヤー1人がコントロールしている1体以上のクリーチャーがイニシアチブを持つプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、それらのクリーチャーのコントローラーはイニシアチブを得る
- プレイヤー1人がイニシアチブを得るたび、そのプレイヤーは地下街探索を行う
《破滅企図の悪魔》
- これによりマナ・コストに{X}を含む呪文を唱えるとき、適正なXの値は0のみである。
チャネルボールはできないのね(例えが老人
《灯造りの幻想家》
- 《灯造りの幻想家》の能力が解決された後、そのターンの残りの間、それらの選ばれた各プレインズウォーカーは、もはやプレインズウォーカーではない。それは忠誠カウンターや忠誠度能力を失うことはなく、そのターンにまだ忠誠度能力を起動していないなら起動することもできる。それがプレインズウォーカーではない間は、それにダメージが与えられても忠誠カウンターを失わない。
安心して殴りに行こう!?
《ラゾテプ・スリヴァー》
- クリーチャー1体が複数の加虐を持っている場合は、それぞれ個別に誘発する。
- 複数のクリーチャーが加虐を持つクリーチャー
によってをブロックされした場合、加虐は1回のみ誘発する。- 加虐は戦闘ダメージが与えられる前に解決される。ライフを失ったことによってプレイヤーのライフが0以下になった場合、そのプレイヤーはゲームに即敗北する。絆魂を持つブロック・クリーチャーは、そのプレイヤーを救うために間に合うようなタイミングでは戦闘ダメージを与えない。
《ラゾテプ・スリヴァー》をコピーすれば複数加虐持てるね
複数ブロックの注釈が怪しかったので修正しました
さいごに
発売が楽しみだね♪
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