『統率者レジェンズ』リリースノートが公開!
公式サイト(英語)で『統率者レジェンズ』リリースノートが公開されたね!
日本語訳をWord形式でダウンロードできるぞ。
109ページもあるけどな(;一_一)
そこで、今回はスタンダードから統率者戦に初めて触れるプレイヤー向けに、間違えやすい初心者泣かせなカードだけをチェックしてみた。
初心者泣かせのカード
再録メカニズム:統治者
『コンスピラシー:王位争奪』初出以来の再録。
多人数戦セットでしか収録がないが、エターナルフォーマットで問題なく使えるため、アドバンテージ手段が乏しいパウパーでは一大勢力となっている。
今回は全色・全レアリティで作られているため、『統率者レジェンズ』ドラフトでは統治者が頻出するぞ!
統治者の初心者泣かせな点
そもそも統治者って何?
注釈文がないからな。
統治者は2つの誘発型能力を持つ。
- 統治者の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカード1枚を引く
- クリーチャー1体が統治者に戦闘ダメージを与えるたび、そのコントローラーが統治者になる
統治者って何人もなれるの?
効果によってあるプレイヤーが統治者になると、それ以降はずっと、そのゲームにはちょうど1人の統治者が存在することになるよ。
同時に存在できる統治者は1人だけだから、あるプレイヤーが統治者になるに際して、現在の統治者は統治者じゃなくなるよ(ノД`)・゜・。
統治者を持っているプレイヤーが敗北したらどうなるの?
統治者がアクティブ・プレイヤーか否かの2パターンある
- 非アクティブ・プレイヤーの統治者がゲームから除外されるなら、アクティブ・プレイヤーが統治者になる
- アクティブ・プレイヤーの統治者がゲームから除外されるなら、ターン順で次のプレイヤーが統治者になる
戦闘で倒すと1.のパターン。
《魔力の墓所》で自滅すると2.のパターンだね!
新規キーワード:再演
注釈文が長いけど、特に難しい部分ないような?
防御カードを使われたときの対応に注意したい
再演が初心者泣かせな点
何らかの効果によってトークンが特定のプレイヤーを攻撃できないなら、そのトークンはどのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃しても、まったく攻撃しなくてもよい。コストを支払わないかぎり、効果によってトークンが特定のプレイヤーを攻撃できないなら、あなたはそのプレイヤーを攻撃したいのでないかぎり、そのコストを支払う必要はない。
リリースノートより抜粋
《プロパガンダ》など防御カードを使われているときは、支払わずに別のプレイヤーやプレインズウォーカーを攻撃できるんだね
防御が薄いプレイヤーが余計に被害を受けるので注意!
《恭しき霊能者、サリズ》
ん?
なんか初心者泣かせな点ある?
『ゼンディカーの夜明け』で新設されたルールに引っ掛かるぞ
《恭しき霊能者、サリズ》の初心者泣かせな点
何らかの効果によって、パーマネント・呪文のコピーが生成されるなら、その呪文はトークンになり、あなたのコントロール下で戦場に出る。ただし、このトークンは「生成された」とは言わない。それは、《恭しき霊能者、サリズ》の能力には数えられない。
リリースノートより抜粋
トークンが出るけど生成したわけではない!?
《石成エンジン》の3番目の起動型能力に関連して新設された、スタック上のパーマネント呪文のコピーに関するルールだ。
コピーのパーマネント呪文が解決されるとその特性を備えたトークンとして戦場に出るが、それはトークンを生成したものとは扱われないので注意!
《疫病の肉裂き》
相手に押し付けた方が得をするデザイン。
問題は、押し付けた対戦相手が敗北した時の挙動!
《疫病の肉裂き》が初心者泣かせな点
《疫病の肉裂き》が、それのオーナー以外の誰かのコントロール下で戦場に出て、そのプレイヤーがゲームから除外されたなら、《疫病の肉裂き》は追放される。
リリースノートより抜粋
あれ?
戻ってこない?
こちらの記事のQ2.《袖の下》と同じ挙動になるぞ
《ラクシャーサの堕落者》
攻撃誘発で対戦相手の墓地からリアニメイトできる。
再演時は《陰鬱の始源体》みたいな動きになるね
《ラクシャーサの堕落者》が初心者泣かせな点
あなたがゲームから除外されたなら、あなたのコントロール下で戦場に出ていた、他のプレイヤーがオーナーであるすべてのクリーチャーは追放される。
リリースノートより抜粋
《疫病の肉裂き》同様、コントロールは戻ってこないってことね
《魂火の噴火》
クリーチャー以外にプレイヤーやプレインズウォーカーも好きなだけ対象に取れる上、衝動的ドローとダメージが両取りできるようになった《独創の火花》の超強化版!
ただでさえテキスト長いのに、そこから解決ルールが読み取りにくい
《魂火の噴火》が初心者泣かせな点
解決ルールが、誘引や《樹根織りのドルイド》と同じくターン順である。
さらに、該当プレイヤー+該当プレイヤーがコントロールしていて《魂火の噴火》が対象に取ったパーマネントを1グループとみなし、グループ内の対象の順番はあなたが決める。
ん?
グループ内の順番決めても、どのみちライブラリートップが何かわからないから意味なくない?
わからない場合はな。
問題はライブラリートップが分かる場合!
あなたが(例えば、《クルフィックスの狩猟者》の能力によって)あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままの状態でプレイしているなら、《魂火の噴火》の解決中にカードが1枚追放されるたびに、あなたは新しいあなたのライブラリーの一番上のカードを見ることになる。特に、あなたはグループ内の対象の中から選ぶ前に、あなたのライブラリーの一番上にあるカードを知っていることになる。
たとえば、3人対戦で、あなたがライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイしていて、対戦相手2人と、ターン順で最後の対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象として《魂火の噴火》を唱えたなら、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを追放し、《魂火の噴火》は1人目の対戦相手にダメージを与える。あなたは次の対象が最後の対戦相手になるか、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーになるかを選ぶ前に、新しいあなたのライブラリーの1番上のカードを見ることになる。リリースノートより抜粋
つまり、ライブラリートップのカードの点数で見たマナ・コストがあらかじめわかるので、クリーチャーやプレインズウォーカー除去性能が格段に上がる。
おおっ!
ってことは《師範の占い独楽》でライブラリートップを操作・・・
アウト―!
《魂火の噴火》の解決中は《師範の占い独楽》は起動できない
各対象がダメージを受けることの間には何も起きず、どのプレイヤーも処理を行うことはできない。《魂火の噴火》の解決中に誘発した能力は、《魂火の噴火》が解決し終わった後でスタックに置かれる。
リリースノートより抜粋
《戴冠のアルコン》
本セット神話レアのがっかり枠。
なぜなら・・・
《戴冠のアルコン》が初心者泣かせな点
《戴冠のアルコン》の最後の能力が適用される間も、あなたが受けるダメージは、あなたがライフを失うこと以外のすべての効果を持つ。たとえば、そのダメージが与えられたことによって誘発する能力は誘発する。発生源が絆魂を持っていたなら、それのコントローラーはライフを得る。その他の効果についても同様である。
統率者によってあなたが受けた戦闘ダメージはすべて記録する。そのダメージによってあなたがライフを失わなかったとしても記録する。
リリースノートより抜粋
つまり、戦闘によってライフが減らないだけで、統治者は奪われるし、統率者ダメージ21点で敗北してしまう
非戦闘ダメージには強いから、《個人的聖域》みたいな使い方はできるけどねぇ
《船殻破り》
本セットの壊れカードその1。
パワーレベルが高い統率者戦で活躍しそうだよね~
《船殻破り》が初心者泣かせな点
《船殻破り》をコントロールしているプレイヤーが複数いる時の挙動はわかるかな?
複数の置換効果が1回のカードを引くイベントに適用されるなら、カードを引くプレイヤーが、それらの効果を適用する順番を選ぶ。
対戦相手が、自分の各ドロー・ステップ内で初めて引くカード以外のカードを1枚引く間に、あなたが《船殻破り》を複数コントロールしていても、あなたは宝物・トークンを1つのみ生成する。
リリースノートより抜粋
いわゆる置換効果に関するルール。
カードを引くプレイヤーに、最初に解決するよう選ばれたプレイヤーだけが宝物トークンを得るってことね
《敵対工作員》
本セットの壊れカードその2。
ガチ統率者戦で(略
《敵対工作員》が初心者泣かせな点
《敵対工作員》をコントロールしているプレイヤーが複数いた時の挙動はわかるかな?
え?
そりゃ《船殻破り》と一緒で、置換効果・・・ではない!?
2人以上のプレイヤーが《敵対工作員》をコントロールしていて、他のプレイヤーが自分のライブラリーからカードを探すなら、最後に戦場に出た《敵対工作員》のコントローラーが、カードを探している間そのプレイヤーをコントロールする。
それぞれの《敵対工作員》の最後の能力がそのカードを追放し、それをプレイする許諾を与えようとするので、追放されたカードのオーナーがどちらの効果が適用されるか選ぶ。
ただし、そのオーナーは他のコントローラーのコントロール下にあるので、実際に選択を行うのはそのオーナーをコントロールしているプレイヤーとなる。つまり、効果が適用される《敵対工作員》をコントロールしている(またその結果として、対戦相手をコントロールしている)プレイヤーは、非常に気前がいいのでないかぎり、自分自身にすべてのプレイの許諾を与えることを選択できる。
リリースノートより抜粋
なんじゃそりゃ!?
結局は、最後に戦場に出た《敵対工作員》のコントローラーが全権にぎるのか!
《朝の歌のマラレン》でロックしたつもりが友情コンボする可能性すらあるな
《燃えさし爪の使い魔、ケディス》
可愛らしい使い魔だけど、なんか問題あるの?
統率者ダメージ21点を狙うデッキで使うと間違えそうなんだ
《燃えさし爪の使い魔、ケディス》が初心者泣かせな点
《燃えさし爪の使い魔、ケディス》の誘発型能力の結果として統率者が与えるダメージは、戦闘ダメージではない。それは統率者によって与えられた戦闘ダメージとして記録されず、それにより《燃えさし爪の使い魔、ケディス》の能力が再び誘発することもない。
リリースノートより抜粋
つまり統率者ダメージ21点で対戦相手ひとりに一撃必殺を与えても、他の各対戦相手はそれぞれ21点ダメージを食らうだけで、統率者ダメージとして扱われない
ならば40点ダメージ一撃必殺を狙おう!?
《ワイアウッドの呼び手、ギランラ》
なんか難しい点ある?
マナ能力を強化したときに、ややこしい事態になるぞ
《ワイアウッドの呼び手、ギランラ》が初心者泣かせな点
何らかの効果(たとえば、《マナの反射》の効果)によって《ワイアウッドの呼び手、ギランラ》の能力で生成されるマナが2点以上になるなら、それらのマナそれぞれについて遅延誘発型能力が生成され、それらのマナのうち1点を支払って点数で見たマナ・コストが6以上の呪文を唱えるたびに、あなたはカードを1枚引く。それらのマナのうち2点を支払って点数で見たマナ・コストが6以上の呪文1つを唱えたなら、あなたはカードを2枚引く。
リリースノートより抜粋
マナ1点につき1枚引けるのか~!
さいごに
発売日までに109ページ全部目を通して、更新したいな(白目
コメント