統率者戦における追加ドロー
追加ドロー?また手数の話?
プレインズウォーカーの手数とは、意味合いが異なってくる。
プレインズウォーカーが戦場のアドバンテージに対して、追加ドローはハンドアドバンテージだ。
追加ドローのメリット
どのアドバンテージよりも強力
黎明期に、これがサイクルだったことは知ってるかな?
パワー9が混ざってるんですががが。
「ブーンズ」と呼ばれる、1マナで3つの事をするインスタントサイクルだ。当時レアリティで調整したとはいえ、カードパワーのばらつきは凄いね。
追加ドローのメリットが、ライフ、マナ、ダメージ、コンバットアドバンテージよりも強力だということがわかる。
手数が増える
特に統率者戦は倒すプレイヤーが多いため、手札を全展開してビートダウンするだけでは、誰かの全体除去が間に合って、勝てない場合が多い。
展開や妨害、リカバリーを続ける必要があり、通常ドローだけでは息切れしてしまう。
結果として、統率者戦において追加ドローはほぼ必須要素といえる。
追加ドローのデメリット
追加ドローを咎めるカードがある
代表的な追加ドローを咎める統率者として、《精神破壊者、ネクサル》がいる。
デッキ構築上、《地獄界の夢》や《悪意に満ちた幻視》など、追加ドローを咎めるカードを山積みしている。そのため、たとえ自分で追加ドローを控えても、無理やり追加ドローさせられてライフを詰めてくるので注意。
手札が多くなりすぎる
手札が多いことは大きなアドバンテージだが、残りライブラリー枚数やライフ総量より多い手札枚数でいると、突然敗北する可能性が出てくる。
《嵐の息吹のドラゴン》の怪物化による大ダメージや、《焼夷の命令》の手札入れ替えモードによる強制ライブラリーアウトに注意。
追加ドローの色別
色別カード・白
《土地税》は正確には追加ドローではないけど、通常ドロー前に《平地》を最大3枚ドローしていると考えることができる。
白は追加ドローさえも不遇であり、小型クリーチャーや装備品が自分のコントロール下で出たりライフ回復した時のみといった、限定的な追加ドローしかない。
色別カード・青
黎明期から現在に至るまで、追加ドローに恵まれている色。
統率者戦でどれも大活躍だね。
色別カード・黒
《ネクロポーテンス》は正確にはドローではないけど、黒はライフと引き換えにドローするのが得意。
過去のカードデザインでは、1ドロー=1ライフのレートだったが、近年は1ドロー=2ライフ+2マナまで調整されている。
色別カード・赤
《Wheel of Fortune》やルーター系が多く、追加ドローに加え墓地肥やし出来るのが赤の特徴。
色別カード・緑
とにかくクリーチャーを参照した追加ドローが多い。
クリーチャーを事前に展開する必要があるため、追加ドロー前に除去されてしまうとリカバリーしにくい。
色別・無色
《吠えたける鉱山》系の全員に恩恵があるタイプや、マナコストは重いが自分のみ追加ドローできるタイプがある。色は問わないので、デッキコンセプトによって追加したい。
さいごに
統率者戦ではマナ加速やチューターと同じように考えなければならない要素なんだね。
そうだな。デッキコンセプトを実現するためにも、ある程度のマナ加速と追加ドローが必要だ。
統率者戦デッキを構築する際は、キーカードを肉付けする様に、マナ加速・追加ドロー・サーチカードを入れて枚数調整するのが良いだろう。
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