いまさら聞けないシリーズでは、統率者戦で遭遇するキーワード能力・処理・ルールの内、ややこしいものをピックアップしていくよ。
今回の話は『マッドネス』
『統率者2019』構築済みデッキ―残酷な憤怒―のメインキーワード能力なので、見かける機会も多いんじゃないかな。
でも、通常セットでは2016年発売の『イニストラードを覆う影』ブロック以来登場していないから、最近マジック始めたプレイヤーは使ったことがない場合もあるんじゃない?
ゴシックホラーとマッドネス(狂気)の相性が良すぎ
とはいえ、捨てたときにマッドネスコストで唱えられる、ってだけ。
ややこしいかな~?
ざっくりと覚えるにはそれでOK。
でも、1つだけややこしい点がある。
それが以下の状況↓
インスタントタイミングのマッドネスで、クリーチャーやソーサリーが唱えられる
インスタントタイミングでディスカードした時に、
カード・タイプが
- クリーチャー(《エインジーの荒廃者》など)
- ソーサリー(《アヴァシンの裁き》など)
のマッドネスカードを唱えられるのはなぜ?
え“っ・・・、なんでだろう(;´・ω・)
ちゃんと考えたことなかった。
じゃ、『マッドネス』の定義を見てみようか。
定義は以下の通り
マッドネス [コスト]/Madness [コスト]は以下の2つの能力からなる。
いずれかのプレイヤーが自分の手札からこのカードを捨てようとする場合、そのカードは捨てられるが、そのカードを墓地に置く代わりに追放する。(常在型能力)
このカードがこの方法で追放されたとき、そのオーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしない場合、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く。(誘発型能力)
え!
そもそも2つの能力が混ざっているの!?
普段意識しないだろうけどな。
で、今回のややこしい点である、カード・タイプによらずインスタントタイミングで唱えられる状況は、誘発型能力が影響する。
この誘発型能力は続唱』と一緒で、「呪文や能力の解決中に呪文を唱える」効果なんだ。
誘発型能力が解決中に呪文を唱えるよう指示しているルール(CR:608.2f)に従い、優先権やカード・タイプによる制約(自分のメイン・フェイズでスタックが空といった)とは関係なく唱えることができる。
さいごに
マッドネス持ちカードはマナがかかるとはいえ、普通に唱えるよりはマッドネスで唱えた方が、奇襲性があって有用だってことだね。
自ターン直前に《床下から》マッドネスで大量にゾンビ生成して、一気に蹂躙できると壮快だぞ(ゲス顔
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