『灯争大戦』プレビュー開始!
日本語公式サイトでもカードプレビューが始まったね。
プレリリースは4月27日(土)~28日(日)、発売日は5月3日(金)だ。もう予約したかな?
全36体のプレインズウォーカーをレアリティ毎にレビュー
今回のセット『灯争大戦』はプレインズウォーカーがテーマ。
総勢36体ものプレインズウォーカーを避けては通れないので、レアリティ毎にまとめて紹介するぞ。
アンコモンのプレインズウォーカー
本セットで初めてアンコモンのプレインズウォーカーが登場。
特徴として、常在型能力か誘発型能力を1つ+マイナスの起動型能力を1つ持つ。
数回起動型能力を使った後は、脆いエンチャントのような扱いになる。
本セットでは『明滅』『増殖』ができるカードが多数収録されているから、リミテッドでも無視できないのがイヤらしいね。
白単色のアンコモンプレインズウォーカー。
3マナと軽く、手札破壊や直接火力を防げる上、2回防衛クリーチャートークンを生成できる。
《策略の龍、アルカデス》を統率者にしたデッキにピッタリ。
ついでに《策略の龍、アルカデス》デッキにピッタリなプレインズウォーカーがもう1体登場したので、ここで紹介。
『イクサラン』ブロックで登場したファートリが、3マナ初期忠誠値7という驚異のボディで再登場。
とはいえ、すでに同様の常在型能力のカードが複数あること、起動型能力もライフ回復でしかないことから、構築レベルとは言いにくいかな。
サブタイプがない、謎に満ちたアンコモンプレインズウォーカー。
その正体を推測するのも一興。女性っぽいけど・・・!?
対戦相手の火力対策よりは、自分から積極的に火力を使って一方的な戦況を作る方が良さそうだ。
その場合、赤を加えボロスカラーとなる。
大量の全体火力呪文を搭載した《ファイアソングとサンスピーカー》デッキに《放浪者》を加えれば、自軍まで焼き払わずに済むね。
心が痛まないよ、やったね!
《僧院の包囲》の龍指定時と同様の常在型能力を持つ。
起動型能力が『トークンクリーチャー生成+ルーター』とかなり強力。
ウィザード部族デッキに入れると、攻防に活躍できる。
タルキールブロックで登場したナーセットが再登場!
2枚以上ドローできない能力は白っぽいけど、対戦相手のみ影響するからか、青単で登場。
起動型能力も《卓絶のナーセット》のプラス能力に似ているが、4枚も見れるので空振りが少なく優秀。
黒単色のアンコモンプレインズウォーカー。
常在型能力が各対戦相手に効果があるとはいえ、手札を1枚以下にさせ続けるのは結構難しい。
《核の占い師、ジン=ギタクシアス》を統率者にしたデッキでは、色が合わないのが残念。
統率者には指定できないが、《狂気の種父》を採用したメガハンデスデッキならば採用できるかな。
何度もカード化しているオブ・ニクシリスも、アンコモンプレインズウォーカーとして登場。
ほぼ《精神破壊者、ネクサル》デッキ専用だね。
プレインズウォーカー最弱だったティボルトがついに再カード化。
初期忠誠値が高く、トークン生成能力を2回起動できるので、結構優秀。
トークンのPIG能力を『激昂』に活かせる《原初の災厄、ザカマ》デッキに良さそうだね。
赤にたまにある、ダメージボーナスを付与する常在型能力を持つ。
5マナで2点ダメージ2回は、ちょっと効率が悪い。
《ぶどう弾》の強化が主な使い方かな?
アーリンが緑単になって再登場。
相変わらず狼・狼男に関連した能力を持つ。
《爪の群れのウルリッチ》《揺るぎない頭目、ウルリッチ》デッキに入れるしかない!
『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』のジアン・ヤングーとモーウーが再カード化!
モーウーはトークンカードだったので、初の実カード化でもある。
いつも一緒にいるというカードデザインを、互いの能力が互いにメリットになることで表現している。
《忠実な相棒、モーウー》を統率者にして、《野生造り、ジアン・ヤングー》も一緒に入れるのがベストかな?
《復讐に燃えた血王、ソリン》はレアだけどまとめて紹介。
ニコル・ボーラスそっちのけで夫婦漫才しているプレインズウォーカーコンビ。
もう余所でやってくれ感が半端ない(*´Д`)
ウギンも加えて、「旧世代」プレインズウォーカーデッキを作るのも面白いかも。
ストーリーを知っているプレイヤーから、「お前、ニコル・ボーラスの手先だったんかい!」と突っ込みが入ること間違いなし。
『動員』の強さが未知数なので、それによって評価が分かれるな。
個人的にはトークンは横に並べてこそ意味があると思っているので、あまり強くなさそう・・・?
ケイヤ3度目の再カード化。
マナコストが高いけど、呪禁を無視できる常在型能力と複数回除去できる起動型能力がかみ合っているね。
《聖トラフトの霊》《ディミーアの黒幕ラザーヴ》《悟った達人、ナーセット》など、呪禁持ち統率者を止めるのに有効だな。
今までのキオーラと比べると、初期忠誠値が極端に高い。
カード単体で見たときに、誘発型能力と起動型能力がかみ合っていないので、別のカードとの組み合わせが必須になる。
誘発型能力がトークンでもOKなので、《猛り狂うベイロス》との相性はピッタリ。
永遠衆と浅からぬ因縁があるサムトが3度目の登場。
『速攻』付与が、常在型・起動型能力の両方にあるのが不思議?
実は、『共有チーム・ターン』ルールを用いる魔王戦や双頭巨人戦では有効になるぞ。
『接死』持ちクリーチャーを強化しうる常在型能力と『接死』トークン生成起動型能力がかみ合っている。
『接死』トークン生成能力を持つ《毒物の侍臣、ハパチラ》《苦悶の神、ファリカ》向けかな。
対戦相手の呪文をコスト増加させる常在型能力を持つ。
3マナと軽く、起動型能力で自身を守れるため、滅茶苦茶ウザイ。
これに加えて《王神の立像》や《不滅の太陽》を並べられたら悶絶必死だな。
《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》デッキに全部加えたら、リアルファイト勃発!?
かなり条件の緩いトークン生成能力を持つため、場持ちが滅茶苦茶良い。
《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》など、アーティファクトテーマの統率者デッキなら入れ得だな。
『テーロス』初出のアショクが再登場!
《疑念の影》《精神固めの宝珠》・・・というより、対戦相手にしか影響しないので、《締め付け》に近い。
常在型能力の時点で十分ウザいけど、起動型能力も各対戦相手の墓地を追放するので、墓地依存の統率者デッキには滅茶苦茶ウザい。
使う側としては、妨害能力が高く優秀なので、色さえあれば採用したいところだ。
レアのプレインズウォーカー
特徴として、常在型能力か誘発型能力を1つ+プラスの起動型能力を1つ+マイナスの起動型能力を1つ持つ。
2枚目の《研究室の偏執狂》として使える。
《研究室の偏執狂》と比べ、自身の能力でドローできるので、無限ドローだけでなく、ライブラリーを吹っ飛ばした後に能力起動して特殊勝利することも可能。
《地ならし屋》を採用している《Phelddagrif》デッキにピッタリ!
攻撃するのをためらってしまうイヤらしい常在型能力を持つ。
2つの起動型能力が、どちらもアドバンテージを稼げるので無視できないのもイヤらしい。
ドラゴン部族専用プレインズウォーカー。
ドラゴンを多くコントロールしているほど強くなる常在型能力を持つ。
プラスの起動型能力も良し悪し。
ほかのプレインズウォーカーがインスタントのクリーチャー除去で対処されてしまう可能性があるからだ。
スタンダードでも大暴れしたビビアンが再カード化。
《自然の伝令、イェヴァ》のような常在型能力を持つ。
マナコストが軽い上、マイナス能力でアドバンテージを取られ続けるとかなりウザい。
戦闘ダメージで倒そうにも、クリーチャーがいればプラス能力で身を守りやすいので、場持ちは良さそう。
クリーチャーカードを多めに採用していないとマイナス能力でアドバンテージを得られないので、《精霊の魂、アニマー》や《旧き道のニーキャ》デッキに合うかも。
一度ゲートウォッチを抜けたニッサが帰ってきた!
効果が自分だけになった《花盛りの春》に、土地にちなんだ起動型能力を持つ。
緑単のデッキに加えるのが最も効率が良いね。
今まで食べたパンの枚数くらい、登場回数を覚えてられないアジャニャン。
統率者戦では3点のライフ回復はほぼ意味がない。
マイナス能力は強力だけど、あらかじめクリーチャーやプレインズウォーカーを並べる必要がある。
総じて劣勢をひっくり返すことができないので、スロットが余った場合に検討したい。
《ザルファーの魔道士、テフェリー》の常在型能力を半分持っている。
《ザルファーの魔道士、テフェリー》同様、使われれて初めて強さに気づくタイプ。
カウンター呪文やインスタント除去が手札で腐って、コンボを抑えられなくなるよ。
《吹き荒れる潜在能力》と組み合わさると強力なロックになるので、ジェスカイカラーの統率者で活躍しそう。
インスタントやソーサリーにちなんだ能力を持つ。
統率者2015『覇権の掌握』デッキにピッタリ!
ちょっとだけクリーチャー強化する常在型能力に、マナ加速と格闘の起動型能力を持つ。
《魂の洞窟》と違い、『生み出したマナ』と『打ち消されない効果』が別々な点に注意。
プラス能力さえ起動すれば、《ボーラスの壊乱者、ドムリ》から生み出したマナでなくても良いので、安心して複数のクリーチャー呪文を唱えられるぞ。
手札破壊や布告、『滅殺』を封じる常在型能力を持つ。
プラス能力があまり統率者戦向けではないのが残念。
《しつこい請願者》デッキ向き!?
対戦相手だけ妨害する《石のような静寂》とか、統率者戦で出されたら悶絶必死。
追放領域を手札のように使う起動型能力も強力すぎ。
マローは、追放領域をもう1つの墓地にすることは避けなければならないと、追放領域にあるカードを戻すことに大反対していたのに、とうとう手を付けちゃった感があるなぁ。
まさか同一セットに無色プレインズウォーカーが2枚も収録されるとは!
無色呪文コストを2も下げる能力は強力。
1対1戦では6マナというマナコストがネックだけど、統率者戦では苦にならない。
アーティファクトテーマのデッキで大暴れしそう。
プラス能力は『予示』に似ているけど、自分の好きなタイミングで裏返せないデメリットと、非クリーチャー呪文だった時にも無駄にならないメリットが混在するね。
神話レアのプレインズウォーカー
特徴として、常在型能力か誘発型能力+プラスの起動型能力+マイナスの起動型能力の組み合わせを合計4つ持つ。
『ドミナリア』で《再鍛の黒き剣》を手に入れたギデオンが神話レアで登場!
せっかく黒き剣を持っているなら、クリーチャー化したときのサイズも土地の数を反映してほしかったなぁ~。
3マナ4/4相当なので、1対1戦であればかなり強力だけど、統率者戦だと残念ながら活躍しにくいかな。
『ドミナリア』ストーリーでニコル・ボーラスの手中に落ちたリリアナが、神話レアで登場。
トークンクリーチャーでも誘発するドロー能力がとにかく強力。
大量のゾンビトークンを活用できる《リッチの女王、ヴァリーナ》デッキにピッタリ!
大マイナス能力が、《大変動》《激変の機械巨人》などの白いリセット呪文っぽいのが興味深い。
彼女の最後の良心を表している・・・!?
まさかの『親和(アーティファクト)』を与える常在型能力を持つ。
ストーム値8の能力をスタンダード環境に持ってくるとは思わなかったわ~(呆然
起動型能力も全て強力!
トークン生成やクリーチャー除去能力を持たないので、単体だと場持ちが悪い点だけが救いかな。
本セット・・・いや、マジック:ザ・ギャザリングにおける長い物語のラスボス。
敵味方問わず全プレインズウォーカーの忠誠度能力(起動型能力)を持つ。
パッと見ると書いてあることが無茶苦茶だけど、意外と弱い。
- 初期忠誠値が低く、プラス能力で忠誠値が1しか上がらない。
- プラス能力の選択権が対戦相手にあり、脅威を取り除けない。
- 小マイナス能力も単体除去の上に、戦場に出して即起動すると忠誠値が1しか残らない。
総じて、歴代ニコル・ボーラスの中でも最弱と言える。
さいごに
まだまだプレビューは続くので、全カード公開まで更新するよ。
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