『イニストラード:真夜中の狩り』プレビュー開始!
いよいよ始まったね!
プレリリースは9月17日(金)~9月23日(木)、
発売日は9月24日(金)だぞ!
統率者候補の新カードを色別にプレビュー
白単
攻撃するたびに対戦相手数分の1/1人間・クリーチャー・トークンを攻撃状態で生成する無尽を彷彿させる誘発型能力を持つため、1対1戦よりは統率者戦向けなデザイン。
《輝かしい聖騎士、エーデリン》自身が攻撃する必要がないため、1ターン目から攻撃できるクリーチャーを展開したい。
横展開も縦展開も同時にできる分、全体除去一発で瓦解する。
とにかく先手必勝!?
青単
大きくてETBから常在型能力になった《瞬唱の魔道士》。
だが、真に恐ろしいのは1行目の常在型能力。全プレイヤーの呪文が打ち消されなくなる。
青単なのに自分のカウンター紙くずにするとか、気は確かか!?
バウンスや追放、ターン終了するカウンターを使うという抜け道はあるぞ(ゲス顔
黒単
『COMMANDER COLLECTION: BLACK』で新規イラストで登場してたギサが、新規カードで再登場!
《グール呼びのギサ》と比べ4マナ4/4とマナレシオが良くなった上に、クリーチャー限定の《虚空の力線》+腐乱でのリアニメイト能力を持つ。
- 《素晴らしき復活術師、ギサ》を残しつつ除去する工夫が必要
- リアニメイトタイミングが自ターンアップキープ開始時と固定
- 腐乱持ちクリーチャーはブロックできないので防御に不安が残る
と癖は強いけど、デッキ構築しがいがあるね!
リアニメイトは強制なので《触れられざる者フェイジ》などデメリット能力持ちクリーチャーとは友情コンボになる点に注意!
いずれにせよ新セットでもギサは元気そうで何より!?
2マナ1/1と軽量ながら、腐乱持ちゾンビ・クリーチャー・トークンを生成し続けられるが・・・
- 腐乱持ちクリーチャーがいると生成できないので横展開できない
- 生成タイミングが自ターン終了ステップ開始時のみ
- 腐乱持ちクリーチャーはブロックできないので防御に不安が残る
と、デッキ構築の核にするには弱すぎるか?
オーメンダールは《ウェストヴェイルの修道院》の第2面《不敬の皇子、オーメンダール》以来2度目のカード化。
そしてジェレンは、月皇評議会名目上の長である司教でありながら、その正体は悪魔崇拝教団スカースダグの長にしてオーメンダールの忠実なしもべ。今回初のカード化である。
第1面は人間部族デッキなら高性能だけど、
- 変身条件がメチャクチャ厳しい
- やっとの思いで変身させても、除去耐性も即勝利する能力もない
と、統率者戦で第2面にするイメージが湧かない(;一_一)
緑単
アンタップ状態の自軍クリーチャーに呪禁を付与する常在型能力と、自身の起動型能力が噛み合っている。
タップ状態の自軍全体に接死付与できるので、接死参照カードとのシナジーも期待できるが・・・
- 《バイパーの牙、サリス》を統率者指定すると固有色が緑単になるので、《頭巾様の荒廃牙》《群集の威光、ヴラスカ》は採用できない
- 《バイパーの牙、サリス》自身が接死も呪禁も持っていない
と、完全な脇役ポジションなのが最大の弱点!?
※固有色についてコメントありがとうございます!記事修正しました。
アゾリウス(白青)
新規キーワード能力の降霊を持つ伝説クリーチャー。
統率者指定すれば、第2面で追放されても統率領域に置換できるのでデメリットを軽減できるが・・・
そもそも第1面も第2面もそこまで強くない。
統率者指定するには力不足か!?
ディミーア(青黒)
イニストラードの狂気の錬金術師、ルーデヴィックが新規カードになって再登場!
『統率者2016』収録の《屍錬金術師、ルーデヴィック》は「薬の飲みすぎと有毒な蒸気の吸いすぎによって実験をやめざるを得なくなり、今はその有り余る知性を自分と協力者を大金持ちにするために費やしている」というエピソードを反映してか、ヘイトコントロール系の効果を持っていた。
一方今回は「彼は今もなお錬金術の遊戯を続けているのだと噂する者もいる」というエピソードを反映してか、クトゥルフ神話に出てきそうな怪物へと変身する。
エムラクールの影響受けてるんじゃ・・・
(;一_一)ショクシュカトオモッタラタコアシカ
変身の効果は《擬態の原形質》に近いが、Xを大きくして+1/+1カウンターを増やそうとすると墓地リソースを失いやすい。
X=3でパワー7にして統率者ダメージ21点も視野に入れるくらいが良いか!?
ラクドス(黒赤)
3マナ3/3先制攻撃とマナレシオに優れ、戦闘後メイン・フェイズ開始時に対戦相手が失ったライフ数分のライブラリーを掘れる。
ライフロスの方法は問わないので、出したターンから活用できる。
《暴動の長、ラクドス》デッキのようにライフロス手段を大量に採用すれば、衝動的ドローに困らないだろう
グルール(赤緑)
新規キーワード能力、日暮/夜明を持つ伝説クリーチャー。
どちらの面でも狼部族限定《沿岸の海賊行為》があるのは嬉しいが、特筆すべきは第1面の3体以上狼か狼男をコントロールしていれば自ターンアップキープ開始時に夜になる誘発型能力!
直前のアクティブ・プレイヤーが2つ以上呪文を唱えた場合、昼になる条件と夜になる条件を両方満たすことになる・・・?
リリースノート要チェックだね
セレズニア(緑白)
イニストラードを守護する天使の中で唯一生き残っていたシガルダが新規カードとなって再登場!
人間に寄り添う姿を反映し、ロード能力と集会によるサーチ能力で人間部族をバックアップする。
過去のシガルダと比べ呪禁に関する能力がないため、除去耐性が下がっている点に注意!
スタンダードならともかく、統率者戦だとプロテクション(狼男)はインクの染みか。
自軍の人間クリーチャーが《極楽鳥》相当になる常在型能力は自身にも影響するから、序盤のマナ加速は安定して出来そうだね
《ガヴォニーの居住区》を彷彿させる起動型能力により大量マナの使い道にも困らない。
自己完結型クリーチャーだな
オルゾフ(白黒)
遠い昔、アヴァシンに粛清されたはずのリーサが登場!
『統率者レジェンズ』の《薄暮の埋葬布、リーサ》が粛清前の姿だとしたら、このリーサは…!?
マナ総量、飛行、絆魂は変わらないが、《薄暮の埋葬布、リーサ》がライフを詰める《配分の領事、カンバール》に似た能力を持っていたのに対し、今回は墓地に関する能力2つになっている。
同じキャラクターでも、デッキの方向性は全く異なりそうだな
ボロス(白赤)
『闇の隆盛』から『モダンホライゾン』に至るまで、多くのカードのFTに登場しながらカード化されていなかったレム・カロラスがついにカード化!
審問官の刃から天使殺しと呼ばれ、さらにエムラクールの狂気を自らの意志の力だけで跳ね除けられるチートキャラ。
カード性能としては、一見往年のボロスカラーらしい統率者戦に不向きなデザインに見える。
ただし、軽減効果は全体火力を一方的に、ダメージ追加はストーム火力を強大にできる。
シナジーの研究しがいがある統率者かも!?
イゼット(青赤)
新規キーワード能力、日暮/夜明に関連する効果を持つ伝説クリーチャー。
昼夜切り替わるたびに+1/+1カウンターが乗ってサイズアップする上、自身のパワー数分インスタントやソーサリーのコスト軽減ができる。
日暮/夜明を持つカードを採用するより、単純に装備品でパワー強化した方がコスト軽減しやすそうなのが残念!?
シミック(緑青)
土地が墓地に落ちると+1/+1カウンターが乗るウーズ。
さらに+1/+1カウンターが3つあれば手札に戻れるので除去耐性が高く、戦場を離れた時に墓地から土地3枚を回収する誘発型能力まで有する。
トランプルまで持っているので統率者ダメージ21点狙いやすいね。
《ズアーの宝珠》で戦場の土地全部生け贄に捧げても良し!
切削でライブラリーから大量に土地を落としても良し!
ゴルガリ(黒緑)
無作為かつ数値可変な《生き埋め》のような唱えたときの誘発型能力を持つ。
統率者指定する場合、デッキの方向性は2つ
- 大量のクリーチャーを採用し、統率者ダメージ21点を狙う
- ごく少数のフィニッシャーを採用し、確実に墓地に落としリアニメイト
『イニストラード:真夜中の狩り』統率者デッキ
集合カウンター
メイン統率者であり、新規キーワード能力の集会を持つ。
やっとの思いで集会誘発できても+1/+1カウンター1個と1枚ドローは悠長すぎ!?
人間部族デッキ御用達な統率者。
人間展開でサイズアップするとはいえ、5マナ2/2除去耐性なしは少々心もとない。
自軍人間クリーチャーへの強化効果で数えるカウンターは+1/+1カウンターに限らず、あらゆるカウンターを参照する。
キーワード・カウンターなど駆使して想定外な強化ができるかも!?
Xの数ではなく唱えるために支払ったマナの点数分なので、統率者税分も+1/+1カウンターが乗るのはよいが・・・
如何せん起動型能力の対象が狭い上に後ろ向きすぎる(>_<)
アンデッド解放
メイン統率者であり、腐乱していないゾンビから腐乱しているゾンビを生成する、節約志向の伝説クリーチャー。
自ターン終了ステップに生け贄に捧げる誘発型能力を持つけど、ETB能力持ちゾンビとサクり台を併用した方が楽しそう♪
トークン・クリーチャーが死亡しても調査するため、《機械の行進》2枚と止められない無限ループになる。
止めたければ調査スタックにサクり台で《ネファリアの捜索者、エロイーズ》自身をサクるしかないかな
《飢饉の具現、トルガール》を彷彿させるマナコストとコスト軽減能力を持つ。
クリーチャー採用数が多ければ、統率者税もろとも軽減して黒黒で再キャストできるのが強み。
攻撃か死亡時の誘発型能力で追放したカード1枚を手札に戻せるけど、悠長すぎる。
海亀だけに仕方なし!?
『イニストラード:真夜中の狩り』セット・ブースターとコレクター・ブースターからのみ入手可能
呪いがテーマの伝説クリーチャー。
グリクシスカラーで実質エンチャントテーマという珍しい組み合わせ。
呪いが戦場から墓地に落ちたら、次の終了ステップ開始時に自分にエンチャントされる挙動は、人を呪わば穴二つを上手く再現しているな。
ただし自ターンアップキープ開始時に、自分についた呪いを対戦相手に付け替え、2枚ドローまでできる辺り、彼女に限っては穴は一つなのかもしれない・・・
呪っている最中の人形は明らかにあの不運なプレインズウォーカー
(;一_一)
さいごに
フルスポイラーまで更新するよ♪
コメント
「バイパーの牙、サリス」は固有色が(なぜか)緑単色なため、サリスを統率者指定した場合「頭巾様の荒廃牙」や「群衆の威光、ヴラスカ」はデッキに入れられません。
もしかしたら接死デッキよりもトランプル多めのシンプルなビートダウンで活躍するかも?
コメントありがとうございます!
ブラスカのイメージが強いからかゴルガリカラーと思い込んでました(汗
記事修正しておきます。
緑単であれば、接死+トランプルの組み合わせでダメージ通した方が活躍しそうですね!