1対1戦よりも統率者戦で真価を発揮しやすいカードを紹介。
《Thawing Glaciers》から久しぶりの第2弾!
今回紹介するカードはこちら
『スカージ』初収録レア。
『スカージ』命令サイクルの1つで、『スカージ』版の各命令カードは、イラスト内にカローナの影が映りこんでいるのが印象的。
確かに統率者戦以外では見ないね。
レガシーやヴィンテージでは、8マナは現実的でないからな。
一方、統率者戦では3つのメリットがある。
統率者戦における《苦痛の命令》の3つのメリット
黒の大量ドローカードなのに、ライフロスがない
黒のドローカードデザインは、過去のカードでは1ドロー=1ライフ、最近のカードでは1ドロー=2ライフ+2マナが通常。
一方、《苦痛の命令》は、クリーチャー数に依存するが何枚ドローしてもライフロスすることがない。黒のドローカードではかなり希少だ。
いくら統率者戦では初期ライフ40とはいえ、《ネクロポーテンス》《魔力の墓所》《古えの墳墓》でガリガリライフ削った後に攻撃されると、あっという間に敗北する場合あるもんね。
そんなロケットスタートしたら魔王戦になるわ!
サイクリングが付いている
《苦痛の命令》が使いやすい点が、サイクリング出来る点。
サイクリングコストは5マナと軽くはないけど、
- インスタントタイミングでも動ける
- ハンドアドバンテージは失わない
- サイクリング誘発型能力で全クリーチャーに-2/-2修正を与えられる
と、とにかく使い勝手が良い。
この使い方が特に活きるのが、対戦相手に《ガドック・ティーグ》を出された場合。
4マナ以上とXを含む非クリーチャー呪文を封じられるので、全体除去を《滅び》《黒の太陽の頂点》《危険な櫃》などに頼っていると、身動きが取れなくなってしまう。
《ガドック・ティーグ》でなくても、《スレイベンの守護者、サリア》《ヴリンの翼馬》《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》といったヘイトベアー出されると、唱えるのが厳しくなるもんね。
そういったヘイトベアー一掃に、《苦痛の命令》サイクリングは最適だ。
黒マナしか要求しないので唱えやすい
黒単ならば《墓所の怪異》《魔力の篭手》《かごの中の太陽》で、そうでなくても《陰謀団の貴重品室》《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》で大量の黒マナを生成できるので、8マナとはいえ黒マナしか要求しない《苦痛の命令》を唱えるのはかなり簡単。
さいごに
類似カードに『ポータル三国志』収録の《圧倒的武力》があるけど、残念ながらこっちは使い勝手が格段に悪い。
サイクリングないもんね。
それに加えて、対戦相手1人にしか効果がないんだ。
英語版の「Destroy all your opponent’s creatures.」の表記が紛らわしいので注意。
「全ての対戦相手1人のクリーチャーを破壊する」ってことなのね。
残念!
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